大阪府域における2017年度の温室効果ガス排出量について

更新日:2020年7月29日

概要

 大阪府では、2015年に「大阪府地球温暖化対策実行計画(区域施策編)」を策定し、「大阪府温暖化の防止等に関する条例」に基づく大規模事業者への排出抑制指導、中小事業者への省エネ・省CO2対策支援や家庭における省エネ・省CO2の取組促進など、地球温暖化対策を総合的・計画的に推進しており、毎年度の府域における温室効果ガス排出量を算定して公表しています。
 このたび、2017年度の温室効果ガス排出量を取りまとめましたので、お知らせします。

(1)府域における温室効果ガス排出量
 2017年度の温室効果ガス排出量は5,332万トンであり、前年度比では5.3%減少しています。

(2)「大阪府地球温暖化対策実行計画(区域施策編)」の削減目標の進捗状況
 ・削減目標:2020年度までに温室効果ガス排出量を2005年度比で7%削減
 ・進捗状況:2012年度の電気の排出係数(※)を用いて算定した2017年度の温室効果ガス排出量は5,781万トンであり、計画の基準年度である2005年度比で3.1%増加しています。

○エネルギー起源の温室効果ガス排出量については、家庭部門において前年度からの増加率が最も大きく、その要因としては、平年に比べて冬季に低温であったため、暖房の使用が増加したことなどが考えられます。 

(※)電気の排出係数とは、使用電力量1kWhあたりの二酸化炭素排出量を表す係数です。発電時の電源構成(火力発電や再生可能エネルギー等による発電のバランス)により変動し、同じ電気使用量でも、排出係数の値によって二酸化炭素排出量が増減します。
 本計画では電気の排出係数の変動による影響を避け、対策の削減効果をもとに計画の進行管理を行うため、電気の排出係数を2012年度の値に固定して目標値を設定しています。
(※)今後、各種統計データの修正、算定方法の見直し等により、今般とりまとめた値が変更される場合があります。

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図1 大阪府域における温室効果ガス排出量及び電気の排出係数の推移

(※)電気の排出係数は、2005〜2007年度は一般電気事業者等(現行制度における小売電気事業者)に対して大阪府が行った調査等により府内基礎排出係数を推計し、2008年度以降は同様の調査等により府内調整後排出係数を推計し、算定に用いています。

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表1 大阪府域における温室効果ガス排出量の推移(電気の排出係数2012年度固定)

(※)2005年度の電気の排出係数は関西電力株式会社の2005年度の値(0.358kgCO2/kWh)を用いて算定
    2015〜2017年度の電気の排出係数は関西電力株式会社の2012年度の値(0.514kgCO2/kWh)を用いて算定。

▼参考 各部門ごとの排出量など、詳細についてはこちら
大阪府域における2017年度の温室効果ガス排出量について [PDFファイル/2.09MB]  [Wordファイル/1.44MB]

このページの作成所属
環境農林水産部 脱炭素・エネルギー政策課 気候変動緩和・適応策推進グループ

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