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府民の声 公表(詳細)

テーマ 大阪・関西万博に関するもの
府民の声 私は病気を患い余命わずかであるが、かねてより、とても楽しみにしていたこともあり、9月下旬に仲間の協力のもと、遠方からではあるが、何とか万博に行くことが出来た。
パビリオンの事前予約はできていなかったため、当日は並んででもパビリオンに入って、しっかりと万博を楽しもうと思っていたが、予約時間に入場できたものの、パビリオンは入場制限で並ぶことすら出来ず、1つも入ることが出来なかった。
自分が死んだあとは、記憶は無くなるが、「万博に行ける」ということが最後の希望だったので、仲間のサポートにより、その願いを叶えてもらえたことに感謝はしている。しかし、パビリオンの中に入ることが出来なかったので、私を万博に連れて行くために尽力してくれた仲間たちに、申し訳ない気持ちでいっぱいだ。
現在、入場チケットを持っていても入場予約が取れず、万博に行くことさえも出来ない人が多くいるうえ、チケット代金の返金がされないことも問題になっている中、私が万博に行った2日後、民放の夜のニュース番組に、キャスターと吉村知事が大阪・関西万博会場からライブ出演し、ニコニコと笑いながら話をしている知事をみて、私は、どうして笑えるのかが不思議で仕方がなかった。
知事が「建造物を見てください」と言う気持ちは理解できるが、本来の万博の趣旨とは関係のないことだ。パビリオンに入れない人が多くいる現状で、万博の宣伝をしてはいけないと思う。番組終了後、私はテレビ局に電話をしたが、知事自身、本当に万博の趣旨を理解しているのかが疑問である。
医師として私が勉強してきた経験から、私の命が今月初旬までであることは分かっている。私が生きているうちに、知事や大阪府の担当課が、万博のことをどのように理解しているのかということを聞きたいと思っているが、叶いそうにない。
私の命が尽きた後でも、私を万博に連れて行ってくれた仲間たちに、知事や大阪府の担当課の万博に対する考えを聞いてもらえれば本望である。
必ず、本来の万博の趣旨を理解しているのか、述べるべきだ。
カテゴリー 教育・文化・観光
受付日 2025年10月3日
公表日 2025年11月28日