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府民の声 公表(詳細)
テーマ | 熱中症対策に関するもの |
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府民の声 | 7月に入ってから全国各地で気温の上がる日が続き、東京都では30人ほど、熱中症とみられる症状での救急搬送があったと聞く。大阪府でも猛暑日が続いており、多数の熱中症患者がいるに違いない。 しかし、国は、熱中症対策として、熱中症警戒アラートを出すほかは、せいぜい水分と塩分の摂取や日陰で休むなどの消極的な方法しか周知をしないため、多くの国民は熱中症の積極的な予防法や、いざ熱中症になった時の対処法を知らない人が多い。熱中症の後遺症で心身ともに甚大なダメージを受ける人たちが多くいるが、私もその一人である。 私は、高齢者で、年金では生活費が足らず、建設作業員として働いていたが、10年ほど前に熱中症にかかり、そのたびに病院で点滴を打ってすぐに現場復帰していた。しかし熱中症は複数回かかると、熱中症になりやすい体質になり、私はとうとう作業現場で雇用してもらえなくなってしまった。 その後、最近になり熱中症による後遺症で自律神経失調症であるという診断が下り、ようやく治療し回復することができた。 私のように時間がかかっても、診断を受け回復に向かえばいいが、中には脳と内臓に重大なダメージを受け、健康を取り戻せず、学業や仕事に復帰できない人たちも沢山いる。 かつて大阪府は新型コロナウイルス感染症対策で、全国に先駆けて、最新の対策を取り、それを国がモデルにするということがあった。 今回も、大阪府が独自で熱中症対策の具体的なマニュアルを作成し、それを府内事業所や各学校などに積極的に周知し、府民の健康被害や社会生活の損失を少しでも防いでほしい。 また、このような具体的な施策をもとに、大阪府から国に対して積極的に熱中症対策をするように求めてほしい。 |
カテゴリー | 健康・医療 |
受付日 | 2023年7月25日 |
公表日 | 2023年8月31日 |