ここから本文です。
府民の声 公表(詳細)
テーマ | 府営住宅に関するもの |
---|---|
府民の声 | 私が自治会長を務める松原市内の府営住宅では、5年ほど前から80代を超える高齢者の入居が増えており、自治会運営に支障が出ている。 府営住宅では、住民が月に1度の敷地内清掃や当番制でゴミ集積場の清掃を担うことになっているが、高齢の住民には、酷暑の中でこれらの業務を行う事が難しい。 子育て世帯やひとり親家庭などの若い世帯は、入居世帯数自体が少ないうえ、いずれも就労しているため自治会清掃の参加すら難しい。ましてや、定期的に会合を持つ必要のある自治会役員などを任せることもできないため、まだ体が動く60代や70代の住民に自治会の雑事の負担が偏重している。先日、自治会の会合でこのことが問題視され、「○○住宅には高齢者ばかり入居させているのではないか。このままだと、私たち世代の住人にばかり負担が増えてしまうので、自治会長から知事に言ってほしい」と言う声があがった。 府営住宅の総合募集は、以前は年2回のみであり、その当時は入居者の年齢層もバランスが取れており、自治会運営にも何ら支障がなかった。 しかし、数年前から総合募集が隔月になったため、民間住宅への入居を断られた高齢者が府営住宅にこぞって応募するようになってしまい、結果的に自治会が崩壊しつつある。 高齢の入居者は独居者が多いうえに、夏場にこまめな水分摂取をするなどの自己管理もできない人が多く、自治会清掃に参加して熱中症で倒れたり、果ては居室内で孤独死をする人までいる。 知事は、府内の府営住宅の実態を視察するなどし、府営住宅の自治会運営が難しくなっている現状を把握するべきだ。 |
カテゴリー | 住まい・まちづくり |
受付日 | 2025年8月5日 |
公表日 | 2025年9月30日 |