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府民の声と府の考え方 公表(詳細)

件名 大阪・関西万博について(1)
府民の声 私は車いすを利用する子どもを持つ者です。 このたびは、大阪・関西万博における障がい者のアクセス確保について、切実な訴えを申し上げたく筆をとりました。  現在、万博会場の障がい者用駐車場は常に満車で、予約が取れず実質的に利用できません。私の家族は車いすを使用し、かつ体温調節が困難な障がいを有しております。この猛暑のなかで公共交通機関を利用しての長距離移動は現実的に不可能です。  先日も交通機関が運休し、多くの来場者が帰宅できなくなる事態が報道されました。しかし、医療ケア児にとって「帰れない」では済まされず、命に直結する問題となります。  それにもかかわらず、博覧会協会は現状、自家用車でのゲート付近送迎すら認めていません。このままでは私たちは会場に行くことすらできず、会期が終わってしまいます。  障がい者差別解消法においては、事業者には障がいのある人への「合理的配慮」の提供が義務づけられています。 現状はこの法の趣旨から大きく逸脱しており、合理的配慮がなされているとは到底言えません。  「誰一人取り残さない」というSDGsの理念からも大きく逸脱し、結局は健常者のための万博になってしまっているのではないでしょうか。  つきましては、知事におかれましても本件を深刻に受け止めていただき、博覧会協会に対して合理的配慮の提供を正式に要請していただきたく、強くお願い申し上げます。
府の考え方  夢洲の障がい者用駐車場には、200台の駐車スペースが設置されています。駐車場を有効かつ快適にご利用いただくため、博覧会協会は事前予約をお願いしています。
 夢洲障がい者用駐車場における事前予約がいっぱいの状況が続いていたことから、5月24日より新たに舞洲P&R(パーク&ライド)駐車場Aに、障がい者用駐車当日予約枠(100台)が設置され、障がい者割引が適用されています。詳しくは、下記のリンク先をご参照ください。
https://www.expo2025.or.jp/wp/wp-content/uploads/0523_PRbessi4.pdf

 なお、舞洲P&R駐車場Aをご利用の際は、シャトルバスにご乗車いただく必要があります。個別のご事情等については、博覧会協会にお問い合わせください。
 また、博覧会協会は、先日の大阪メトロ運行支障に伴い、大阪府市からの提言を踏まえ、有事の際には、自家用車でのピックアップは障がい者用駐車場を活用(障がい者等に限定)することや、代替バスやタクシーの利用については障がい者等を優先するよう呼びかけるなどの改善策を講じることとしております。

(お問合せ先)
公益社団法人 2025年日本国際博覧会協会
大阪・関西万博 総合コンタクトセンター
電話:0570-200-066

(2025年9月10日連絡)
所轄課 万博推進局
カテゴリー 教育・文化・観光
回答種別 回答を行ったもの
受付日 2025年9月1日
公表日 2025年9月19日