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府民の声と府の考え方 公表(詳細)

件名 大阪・関西万博について(2)
府民の声 先日、私は大阪関西万博における障がい者差別解消法に基づく合理的配慮について問い合わせを行い、吉村知事に声を届けていただくよう依頼しました。しかしながら、五日経過しても何らのご回答もいただけておりません。本件は、障がい者差別解消法に基づく合理的配慮の提供という法的義務に直結し、会期中に解決されなければ障がいのある者の参加機会が奪われる重大な問題です。改めてお伺いします。前回の私の意見は確かに吉村知事に届けられたのか、その事実を明確にご回答ください。万博の会期は既に終盤に入っており、予約も埋まりつつあり、対応が遅れることはそのまま参加機会の剥奪につながります。迅速かつ誠実な回答を強く求めます。このまま放置されれば、会期後に法の趣旨に反する対応として国内外に問わざるを得ません。世界に対して誰一人取り残さないと掲げた万博で障がい者が実際には参加できなかったという日本の現状を発信せざるを得なくなります。これは国際社会に対する日本の信用問題に直結します。参考までに前回送付した内容の要旨を記します。障がい者用駐車場が常に満車で予約できず実質的に利用できない状況であること。家族は車いすを利用し体温調節が困難であるため公共交通での移動は不可能であること。交通機関の運休があれば命に直結するリスクがあること。協会は自家用車でのゲート送迎を認めておらず参加機会が奪われていること。これらは障がい者差別解消法の趣旨に逸脱しSDGsの誰一人取り残さないにも反すること。改めて確認いたします。前回の私の意見は確実に吉村知事に届けていただいたのでしょうか。もし届けていないのであればその理由を明確にご回答ください。
府の考え方  夢洲の障がい者用駐車場には、200台の駐車スペースが設置されています。駐車場を有効かつ快適にご利用いただくため、博覧会協会は事前予約をお願いしています。
 夢洲障がい者用駐車場における事前予約がいっぱいの状況が続いていたことから、5月24日より新たに舞洲P&R(パーク&ライド)駐車場Aに、障がい者用駐車当日予約枠(100台)が設置され、障がい者割引が適用されています。詳しくは、下記のリンク先をご参照ください。
https://www.expo2025.or.jp/wp/wp-content/uploads/0523_PRbessi4.pdf

 なお、舞洲P&R駐車場Aをご利用の際は、シャトルバスにご乗車いただく必要があります。個別のご事情等については、博覧会協会にお問い合わせください。
 また、博覧会協会は、先日の大阪メトロ運行支障に伴い、大阪府市からの提言を踏まえ、有事の際には、自家用車でのピックアップは障がい者用駐車場を活用(障がい者等に限定)することや、代替バスやタクシーの利用については障がい者等を優先するよう呼びかけるなどの改善策を講じることとしております。

(お問合せ先)
公益社団法人 2025年日本国際博覧会協会
大阪・関西万博 総合コンタクトセンター
電話:0570-200-066

(2025年09月10日連絡)
所轄課 万博推進局
カテゴリー 教育・文化・観光
回答種別 回答を行ったもの
受付日 2025年9月5日
公表日 2025年9月19日