ここから本文です。
府民の声 公表(詳細)
テーマ | 教育施策に関するもの |
---|---|
府民の声 | 令和10年度から府立高校入試に併願制度を導入される方針を心より歓迎いたします。これは、受験生の進路選択の機会を大きく広げる画期的なご決断です。 一方で、国においても令和9年度からデジタル技術を活用した併願制の導入が検討されています。この国の動きも踏まえ、大阪府の子どもたちの未来のために、計画をさらに前進させていただきたく、意見を申し述べます。 【要望】 府立高校入試における併願制度を、国の検討する令和9年度、あるいはそれ以前に前倒しし、かつ当初からデジタル技術を全面的に活用した形で実現することを強く要望します。 受験生のセーフティネット構築 現行制度では、公立高校を第一志望としながらも、不合格となり不本意ながら私立高校へ進学する生徒がいます。併願制は、こうしたミスマッチを減らし、生徒が希望する環境で学ぶ機会を保障する重要なセーフティネットとなります。 公立高校の魅力向上と活性化 私立志向の強まり等により、一部の公立高校で定員割れが生じている現状は看過できません。併願制の早期導入は、公立高校への進学を希望する生徒の流れを確実なものとし、府内公立高校全体の活性化と魅力向上に直結します。 デジタル化による先進的モデルの実現 先行する兵庫県では、併願制が成果を上げる一方、合否判定業務の増大が課題とされています。大阪府が当初からデジタル技術を導入し、受験生の希望と学校の評価を迅速・公正に割り振る仕組みを構築すれば、この課題を克服できます。単なる追随ではなく、全国のモデルとなる先進的な入試制度を大阪が先駆けて実現すべきです。高校授業料の完全無償化など、全国に先駆けた教育改革を断行されてきた大阪府のリーダーシップに、府民として大きな期待を寄せております。 未来を担う子どもたちが、一人でも多く希望に満ちた高校生活をスタートできるよう、デジタル併願制度の早期実現に向けたご英断を心よりお願い申し上げます。 |
カテゴリー | 教育・文化・観光 |
受付日 | 2025年7月7日 |
公表日 | 2025年8月29日 |