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府民の声 公表(詳細)

テーマ 府営住宅に関するもの
府民の声 私は、精神障がいと化学物質過敏を抱えており、日常生活の中で命を脅かされるような体調不良と常に隣り合わせで生活しています。柔軟剤や消臭洗剤、芳香剤などに含まれる微量の化学物質によって、呼吸困難、頭痛、吐き気、動悸、神経症状など、深刻な健康被がいを引き起こすものです。私は府営住宅において、日常的にそうした化学物質にさらされ、呼吸することすら困難な毒ガスの中で暮らすような状態に追い込まれています。命を守るため、何度も大阪府に相談してきました。しかし、府営住宅課をはじめ、対応した職員からは形式的な回答や冷たい言葉しか返ってこず、困っても死んでも構わないというような、突き放された印象を受けました。大阪府が提供する府営住宅は、本来住まいに困る府民社会的弱者のための福祉的住宅としての役割を持っているはずです。にもかかわらず、障がい者である私に対して合理的配慮の提供が一切なされなかったことは、障がい者差別解消法の趣旨に反するものであり、大阪府の住宅政策としての責任も放棄していると感じざるを得ません。化学物質過敏症という見えにくい障がいに対して、行政が理解を持ち、適切な環境調整を行うことは、命を守るために不可欠です。一般の住環境では共存が困難であるからこそ、府営住宅こそが最後の頼みであり、福祉のセーフティネットとして機能すべきです。 私は今、死にたいほどの限界に追い込まれながらも、必死に生きるための住まいを求めています。それにもかかわらず、大阪府はその声を無視し続け、真摯に向き合う姿勢すら見せてくれませんでした。この状況は、私一人の問題ではなく、今後同じように苦しむ方が現れる可能性のある重要な人権課題です。よって、以下の点について、強く要望いたします 障がい者に対する合理的配慮の観点から、府営住宅内での化学物質への配慮と調整措置を講じること 化学物質過敏症等の環境に配慮を要する障がい者に対し、優先的・緊急的な住環境支援を行う体制を整えること 障がい特性に応じた個別対応ができるよう、職員研修・相談体制の見直しを行うこと。私の命を守るため、そして今後同じように困る人を出さないためにも、大阪府がその責任を直視し、障がい者福祉の観点から真摯な対応と制度改善を行うよう求めます。
カテゴリー 住まい・まちづくり
受付日 2025年6月16日
公表日 2025年7月31日