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府民の声と府の考え方 公表(詳細)

件名 大阪・関西万博の障がい者用駐車場について(1)
府民の声 身体障がい者である私の子どもは、現在開期中の2025年大阪・関西万博に行くことを大変楽しみにしており、前売りの入場チケットを購入し開幕を待っていた。
障がい者の多くは、気候などにより本人の健康状態が大きく影響を受けることから、限られた時期でなければ行くことができないため、体調を見ながら行く日を検討していたところ、夢洲会場最寄りの障がい者用駐車場は、開期中は全て予約済となっており、利用できない。
障がい者用駐車場の予約の際には、障がい者手帳の番号を入力する必要などなく、自己申告となることから、対象者でない者が利用しているとも聞いたことがある。
この状況について、大阪府の万博の広聴担当部署へメールで状況を訴えたところ、「近隣の『おもいやり駐車場』を利用するように」と回答された。
しかし、近隣の『おもいやり駐車場』は、会場から遠く、障がい者にはとても利用しづらい。
舞洲にも障がい者用の駐車場はあるが、会場へのバスは1時間に1本しかない。また、夢洲の障がい者用駐車場は駐車料金が一般の半額だが、舞洲には適用されていないことも、夢洲の駐車場の利用予約が殺到する原因となっていると思う。
身体障がい者であっても、障がいの程度によっては夢洲駐車場を利用する必要がない者もいる。座位の確保ができない障がい者の場合、移動にはベッド状の車いすを使用するので、通常のバスやタクシーは利用できないため、夢洲の駐車場が利用できなければ、物理的に万博会場へさえも行くことができない。また、急な症状の変化があった場合、障がい者には駐車場に戻ることさえ大変な困難が伴うことまで、運営側は考えていないと思う。
本万博は開幕後にも、入場パスの金額や利用時間、開催時間の変更等、どんどん変えていっているのだから、本来利用するべき者が利用できない状況は、早急に改善するべき事案だ。
府の考え方  夢洲の障がい者用駐車場には、200台の駐車スペースが設置されています。駐車場を有効かつ快適にご利用いただくため、博覧会協会は事前予約をお願いしています。
 博覧会協会は5月23日に、夢洲障がい者用駐車場の利用者の方を対象として、障がい者用駐車場の利用条件を満たしているか等を確認するための現地調査を行い、すべての方が利用条件を満たしていることを確認し、あらためて適切なご利用をお願いしています。詳しくは、下記のリンク先をご参照ください。
https://www.expo2025.or.jp/news/news-20250525-01/

 また、夢洲障がい者用駐車場における事前予約がいっぱいの状況が続いていたことから、5月24日より新たに舞洲P&R(パーク&ライド)駐車場Aに、障がい者用駐車当日予約枠(100台)が設置され、障がい者割引が適用されています。詳しくは、下記のリンク先をご参照ください。
https://www.expo2025.or.jp/wp/wp-content/uploads/0523_PRbessi4.pdf

 博覧会協会によると、舞洲P&R(パーク&ライド)駐車場の障がい者用駐車当日枠の利用率は6割程度で当日予約が可能な状況ですが、今後の利用状況に応じて、障がい者用駐車場の拡充等を検討していくとのことです。

(お問合せ先)
公益社団法人 2025年日本国際博覧会協会
大阪・関西万博 総合コンタクトセンター
電話:0570-200-066

(連絡先不明のため、本欄をもって回答)
所轄課 万博推進局
カテゴリー 教育・文化・観光
回答種別 回答を行ったもの
受付日 2025年5月21日
公表日 2025年7月18日