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府民の声 公表(詳細)

テーマ 公立大学に関するもの
府民の声 先日大阪公立大学を卒業した者です。公立大学であるにもかかわらず学位記授与式には知事も市長もお見えにならず、まず不自然に感じました。もっとも、その事は別に構わないのですが、代わりに読み上げられた祝辞の内容に関して気になる事があり、ご意見申し上げます。 祝辞では一頻り卒業生への祝辞を述べられた後、突然翌月から開催される大阪万博についての紹介が始まり、卒業生としては大変違和感を覚えました。万博事業が府市にとって重要であることは理解しますが、我々は府市の特定の事業とは関わりなく日々勉学に励んできたのであり、ましてや万博事業には何らの関係も持たずに学問を修め卒業に至ったものと確信しております。卒業証書授与式という大勢の人が集う場を万博事業の広報活動の場に利用されたようで率直に言って大変不愉快でした。 私事ですが以前は役所に勤めていた経験もあり、こうした首長名の文書が職員の手により執筆されていることは承知していますし、知事・市長連名の文書であれば尚更そのように作成されているのでしょう。公式な行事の場では、時事的な話題や役所の携わる事業について言及しなければならないかのような風潮が役所内にあるだろうことも理解しています。しかし今回の祝辞は完全に推敲ミスであろうと感じています。 卒業証書授与式は卒業生に対する祝意の表明及び研究生活への労いを行い、将来への希望を伝える場と理解しています。間違っても翌月開催される万博事業に言及すべき場ではなく、その必要性もありません。 どなたの決裁で決まった祝辞か存じ上げませんが、今後我々の後輩たちに向けてこのような内容の祝辞を送らないようお願い申し上げます。
カテゴリー 教育・文化・観光
受付日 2025年4月14日
公表日 2025年5月30日