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府民の声 公表(詳細)

テーマ 教育施策に関するもの
府民の声 先日、大阪府内で私立高校の入学試験があった。授業料無償化制度の拡充により、私立高校への入学を希望する生徒が多くなる一方で、公立高校への入学を希望する生徒は減っているようだ。
「無償化制度」と謳うものの、実際の対象となるのは授業料のみで、制服代や教科書代は対象とはならないため、低所得世帯にとっては負担が大きい。
私の子どもは現在高校3年生で、高校選択の時には私立高校への入学を検討したが、非課税世帯なので断念し、府立高校に入学した。
それにもかかわらず、子どもが在籍する府立○○高校では、修学旅行は海外に行くための費用として、15万円徴収された。また、進学校のため、教科書以外にワークブックなどの補助教材も購入し、教科書関連で毎年約3万円もかかった。これでは私立に通わせるのとそんなに費用が変わらない。
私立高校は公立高校に比べ、比較的、生徒の生活面の指導を行っており、SNS投稿についても規制している学校が多いようだ。しかし、府立○○高校では十分な規制が行われていないため、校内の様子や自分の成績を投稿する生徒がいる。その結果、その生徒のアカウントをフォローしている子は、見たくなくても投稿した内容が目に入り、自分の成績と比較して精神的に不安定になり、悩みを抱えることで不登校や自殺につながる恐れもある。
この問題については、大阪府教育庁に何度か意見を申し出ているが、いまだに改善されていない。今の時代、ほとんどの子どもがSNSを利用しているので、本来であれば、小学校の時に授業の一環として、正しいSNSの使い方を教えるべきである。
さらに、大阪府内の公立高校には、知的障がいのある生徒を対象とした「チャレンジコース」はあるが、私の子どものように発達障がいのある生徒を対象とした特別コースがない。
発達障がいは、グレーゾーンと呼ばれることもあり、対応する教師は戸惑っているようだ。
生徒の様子を見て発達障がいを疑っても、人権侵害の観点から、生徒の保護者に病院での診断を促すこともできない。
発達障がいを早期に診断するために、大阪府内の小学校での入学前検診の際には、臨床心理士と精神科医が加わり、発達検査を実施するべきだ。そして、発達障がいと診断された場合は、中学校や高校進学時に、これまでの生徒の生活記録や個人記録を進学先に共有し、生徒へのサポートができる体制を整えるべきだ。
そうすることで、今までは学校に馴染めないことで不登校になりがちであった発達障がいのある生徒も、安心して登校できるだろう。
最近では、公立高校での生徒の出欠管理を□□のシステムを利用して行っているようだが、システムで管理するだけでは、生徒の状況は把握できない。
特に発達障がいのある生徒が欠席した場合、教師が欠席した生徒とコンタクトを取ることで、より詳細な生徒の状況が把握できるはずだ。
以前から、公立高校の校内模試は□□の試験を利用することが多かったが、生徒の出欠管理まで、□□のシステムを利用するようでは、大阪府と□□が癒着していると、私は疑ってしまう。
今後、大阪府は私が述べた意見を踏まえ、公立高校の改革に取り組むべき、府議会の議題にあげてほしい。
カテゴリー 教育・文化・観光
受付日 2025年2月12日
公表日 2025年3月31日