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府民の声 公表(詳細)

テーマ 教育施策に関するもの
府民の声 過日(昨年2月上旬)、「ルールを守ること」「他者を思いやること」「自由に責任を持たせること」は自由で多様な社会の「共通の土台」との意見をしました。その追記です。  自由や多様性が「迷惑を考えない口実」になっていると私は疑っています。そこで、意識して見つめてほしいことが3つあります。 まず、『1.迷惑もまた「多様」』です。  愛煙家もいれば、嫌煙家もいます。タトゥーや奇抜なおしゃれの愛好者もいれば、嫌悪する者もいます。騒がしいのが好きな人もいれば、静かなのが好きな人もいます。「迷惑に感じる内容や基準」はすべての人が同じではありません。  くれぐれも自分基準で判断せぬよう申し上げたい。幸福の形が多様なように、「迷惑の多様性」を肝に銘じていただきたい。 次に、『2.思いやりは一方向ではなく「双方向」』です。  多様な社会では「思いやりが大切」だと言われます。ですが、その思いやりは一方向ではないか問いかけてほしい。  喫煙者は非喫煙者のことを、タトゥーや奇抜なおしゃれの愛好者はアンチのことを、騒がしいのが好きな人は苦手な人のことを、思いやる。逆もまた然り。一方向ではない、「双方向の思いやり」をお願いします。 そして、『3.自由や権利は「みんなのため」に使う』です。  自由・権利・責任のトリオは大事です。憲法12条に「自由や権利を濫用せず、常に公共の福祉のために利用する責任を負う」という内容が書かれています。  自分のために自由や権利を使うと利己的になりやすい。それは責任が軽視されやすいからだ。だから、「みんなのため」に使ってほしい。 個人主義(自由や多様性)には、利己主義(自分本位や迷惑)と向き合うことが必要だと思います。全体主義への反省から個人主義が大事にされてきましたが、実は「個人主義と利己主義はお隣さん」です。  21世紀、自由や多様性が「迷惑を考えない口実」に使われてはいないだろうか?学校や地域社会における多様性(ダイバーシティ)と人権教育・啓発の際に、ご参考にしていただければとても嬉しく思います。  
カテゴリー 教育・文化・観光
受付日 2025年1月23日
公表日 2025年2月28日