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府民の声 公表(詳細)
テーマ | 教育施策に関するもの |
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府民の声 | 府立高校の始業時間を遅らせてほしい。8時30分頃に始業の学校が多く、中には8時10分始業の学校もあるが、私が府立高校に通っていた頃は、8時40分始業であった。近年、府立高校の学区がなくなり、府立高校の統廃合も進み、通学時間が長い生徒も増えていると思われる。また学校から出される家庭学習の課題の量も昔より随分増え、十分な睡眠時間を確保できていない生徒が多いのではないだろうか。厚生労働省が策定した「健康づくりのための睡眠ガイド2023」では、中高生は8時間から10時間の睡眠時間を確保するよう提言している。この時間を確保できている高校生は少ないと言われているが、現在の始業時間、最終下校時間、学校からの課題をこなす時間のバランスで、本人の努力では十分な睡眠時間を確保できない生徒も多いのではないだろうか。また、高校生(青年期)は、体内時計が一生の間で最も夜型に傾き、早寝することは難しい。早い始業時間による早い起床は、慢性的な睡眠不足となり、高校生の心身の健康に悪影響を及ぼすという研究報告が多数ある。そして、朝起きられない起立性調節障害の中高生が10%もいるという。○○は、学校の始業時間を遅らせて睡眠時間を確保するよう提言しており、世界的な調査でも始業時間を遅らせることで若者の学業成績や精神的影響に良い影響を与えているとのこと。私立高校は、8時45分や9時始業のところが多い。学区がなく長時間通学の生徒も想定される府立高校においても、始業時間を遅らせることで生徒の心身の不調や学業不振が減るだけでなく、生徒が無理なく通学できる府立高校の選択肢が増え、府立高校への進学希望者も増えるのではないだろうか。以上のことから最終下校時間は遅らせることなく、始業時間を少しでも遅らせていただきたい。 |
カテゴリー | 教育・文化・観光 |
受付日 | 2024年12月23日 |
公表日 | 2025年1月31日 |