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府民の声 公表(詳細)
テーマ | 港湾に関するもの |
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府民の声 | 2月中旬、鯨類対策会議に挙げられた、2007年宇和島湾にマッコウクジラが迷入した際の船の転覆事例は、音による追い出しのせいではなく、ロープをクジラの胴体にかけた事により起きたものであり、死亡事故に至っては、県や市、海保の職員がライフジャケットの着用を呼びかけず、万一の事故の際の救助隊すら準備しなかった事も大きな原因であると思われます。 そして「最初に試みた、音によるえい航失敗」は追い出し作業にあたったのがボランティアという点から、技術的な意味に於いて当然の事と考えます。 水産庁のマニュアルに、「大型鯨については原則としてボランティアを参加させないことが望ましい」と書かれています。 和歌山県○○の「鯨類追込網漁業」で、金属音による追い込み操業を行う漁師によると、入江に追い込む作業より沖に追い出す作業の方が難しいそうです。 ここで使用されているバンガーという金属棒には、長さ、先端部や空洞の直径に至るまで細部にわたる工夫が施されており、遥か沖合15マイルから追い込む漁の技量もまた優れています。 嵩む埋没費用を考えた時、このくじらの町の技法と技量の高さが、海棲哺乳類の命の尊厳の為に活かされるよう強く願います。 |
カテゴリー | 住まい・まちづくり |
受付日 | 2024年10月2日 |
公表日 | 2024年11月29日 |