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府民の声 公表(詳細)
テーマ | 大阪・関西万博に関するもの |
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府民の声 | 2025年大阪万博イタリア館公式サイトに2023年8月中旬に掲載された記事等によれば、イタリア館は、○○の建築デザインが選定され、これに基づき、発注元であるイタリア館と、○○との間で、デザインビルド方式(別途に選定した建築デザインに基づく詳細設計付き施工発注方式)によるパビリオン建築契約を締結しています。この契約の履行に向けて、○○では、詳細設計と施工を共に担う企業グループ(○○が元請ですから、下請に相当します。この下請グループの参加メンバーは、□□、△△、◇◇、▽▽、××、◎◎、●●、■■、▲▲などですから、国内のゼネコンは見当たりません。)を構成しています。 イタリア館のこのような発注方法は、欧米諸国では普遍的なデザインビルド方式ですが、万博パビリオン建築を巡る今日の諸般の状況(資材価格の高騰や、働き方改革関連法による労働時間の制約など)に照らしてみれば、選定したデザインそのままのパビリオンを、当初確保した予算の範囲内で契約した金額により、契約で取り決めた期日までに完成させる上で、最も合理的かつ堅実な方法と言えます。なぜならば、○○とその企業グループが詳細設計と施工を実施するにあたり、設計段階でも施工段階でも常に創意工夫を働かせて、使用する資材や工法を最適化(つまり、三つ巴の相反関係にある「スペック」と「工事費」と「工期」を全体最適化)することができるからです。 ここで、大阪関西万博の政府出展パビリオン「日本館」に目を移しますと、「日本館」の建設工事の入札は、我が国では普遍的ですが他国には類を見ない設計・施工分離発注方式(工事仕様書として確定した詳細仕様に基づき、緻密な積算により予定価格を策定した上で、施工事業者を選定して発注する方式)でした。 ところが、(2/2に続く) |
カテゴリー | 都市魅力・観光 |
受付日 | 2023年8月30日 |
公表日 | 2023年9月29日 |