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府民の声 公表(詳細)

テーマ 大阪・関西万博に関するもの
府民の声 私は東日本大震災の時に被災したものです。
震災時、私は家族と家、勤務先の会社を津波に流されてすべて失ってしまいました。
そのため、公営住宅に住まいを移して求職活動をするも、非正規雇用の求人しかなく、いまだに生活再建が出来ていない状況です。
今年の元旦に起きた能登半島震災で一番大きな被害を被っているのは石川県ですが、高齢者が多い地域なので、再び自宅を建てるほど資力もないのではないかと私は思います。
また、特に石川県は日本の北西部に位置する厳寒地なので、住みなれない避難所で生活を送る被災者の気力がそがれてしまうのではないかと私は大変心配しています。
能登半島震災の報道を目にするたびに、私は避難所での悲惨な生活を思い出し、とても他人事にはできません。
一方で、2025年大阪・関西万博では、会場の建設や周辺整備も含め10兆円を超える税金が使われると報道されています。会場の目玉として豊富に木材を使って巨大な日よけリングを作り、会期終了後に取り壊すとの事ですが、大震災が起こったのだから、万博用の木材を被災地の住宅再建に回すべきだと私は思います。
かつて、東日本大震災の時には、大阪府や府内市町村から多大な援助を受けたことは感謝します。特に、大阪市営バスが物資や人員を運んで災害支援に来たときは私はとても励まされました。
あの時の震災支援のように、大阪府は、限りある税や資源を万博にではなく、今困っている能登半島地震の被災者支援に使うべきです。
カテゴリー 都市魅力・観光
受付日 2024年1月5日
公表日 2024年2月29日