ここから本文です。
府民の声 公表(詳細)
テーマ | 生活環境保全に関するもの |
---|---|
府民の声 | 防水業に携わった者です。 公共施設では屋上防水工事等ウレタン塗膜防水工事が多く施工されているようです。 ウレタン塗膜防水に使用されているイソシアネート化合物(トリレンジイソシアネートTDI、 ジフェニルメタンジイソシアネートMDI、ヘキサメチレンジイソシアネートHDI)は、 厚生労働省公表の情報では、 例えばTDIは許容濃度0.005ppm、管理濃度0.005ppm、最大許容濃度0.02ppm、 においを感じる最低濃度を示す臭気閾値が最大値で2.14ppm等となっています。 例えば学校施設だと、工事中、児童生徒が工事中の建物の中で授業を受けていれば、 においを感じた段階でどのような場合も一瞬でも超えてはならない最大許容濃度を大幅に超えていて、 児童生徒や教職員に感作性物質・発がん性物質の暴露リスクがあります。 この感作性物質はアレルギーを引き起こす特定化学物質として 特定化学物質障害予防規則等の法律に規制対象として指定されており、 厚生労働省がこれまでの知見をもとに労働者等を守るために作成した「職業病リスト」に 掲載されている物質です。 私が調べたところ、工事の際は建物の周囲を足場で覆い、遮音シートで囲った状態で 比重が空気より重いイソシアネート化合物の蒸気や臭気が建物内等に進入する可能性が極めて高く、 建物の中にいる人にとっては基準をはるかに超える暴露が起こる可能性があります。 担当の事務職員や施工業者も特定化学物質を含有していて細心の注意が必要であることを 認識せずに発注・施工を行っている実例を把握しています。 また、これらの物質での労災事故も多数起こっていることも厚生労働省が実例を公表しています。 この点、建物内の人がしっかり守られているのかが非常に心配になり、大きな関心があります。 どのような対策がなされているのか、もしくは室内で活動していても 何かしらの安全対策がなされているのか、数値的な根拠等があるのか等を公表いただきたい。 |
カテゴリー | 環境・リサイクル |
受付日 | 2023年12月25日 |
公表日 | 2024年1月31日 |