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府民の声 公表(詳細)

テーマ 公立大学に関するもの
府民の声 先日、吉村知事から、大阪公立大学の公用語を英語としたい旨のご発言がありました。これについて、ご意見差し上げたくお送りいたします。  教育の面でも国際化に順応していくことは、非常に素晴らしいことだと思いますが、国際化によって自国の文化を縮小する結果になってはいけないと思います。日本語という言語は、それ自体が我が国の伝統の中で育まれた文化そのものです。したがって、原則として、我が国の言葉を用いて国際化を遂げるという考え方に改めていただきたいと感じています。もちろん、必要な学部学科において、外国語を公用語とすることを否定するものではありません。 そもそも、世界の優れた概念を我が国の言葉に合わせて取り入れたり、その逆を行ったりすることは十分可能で、過去にも幾度となく国際化の大きな助けとなってきました。大抵の場面で、国語使用は世界水準への妨げになりません。  必要以上の外国語の公用語化は、国語文化の萎縮を招き、とりわけ学問の場面での国語の発展を妨げます。 府政には共感する面も多々あるだけに、今回の件は残念です。ご再考いただけますことを願っています。
カテゴリー 教育・学校・青少年
受付日 2024年2月16日
公表日 2024年3月29日