「名まえ、それぞれの選択」(めやす90分)
ねらい
・名前を名のるという、日常の行為を通じて、在日外国人の人権を考える。
・名前を名のることすら困難にさせる社会のありように気づく。
・どうすれば、外国人が名前を「普通」に名のることのできる社会になるかを考える。
キーワード
名前、名のる、隠す、ルーツ、在日外国人
準備物
○名札(台紙含む) 参加者数、○マーカー・A4の白紙 参加者数、○ワークシートA・Bと資料1・2 参加者数、○もぞう紙(1/2サイズ)(A3白紙) 各グループ2枚、○ファシリテーター用もぞう紙 適宜、○ホワイトボードと専用マーカー(黒板も可)
プログラムの流れ
- 趣旨とルールの説明(3分):ねらいの説明など。
- 名札作り(12分):名札作成と自己紹介と導入。
- 高校生の話を読んで(35分):名前を変える、ということについて考える。
- 考えるヒント、資料の説明(10分):在日外国人の状況と、名前をめぐるさまざまな状況を考える。
- 高校生たちのこれからを考える(15分):高校生の将来で、名前に起因する困難を考える。
- 風通しのいいコミュニティにするためにできること3か条(15分):出自を隠さず生きていくために私たちができることを考える。
1.趣旨とルールの説明
詳細な手順 | ポイント |
(3分) ★今日は「名のる」をテーマに、「みんながいきいき暮らせる社会」とは、どんな社会か考えたいと思います。 ワークショップ形式で学んでいきます。ワークショップというのは、講師が答えを持っているのではなく、参加者のみなさんがやりとりしながら、考えを深めていく学び方です。 人権というと、難しく思われる方も多いかもしれませんが、できるだけ身近なところから考えていきたいと思っています。正解があるわけではありません。みなさんには、ふだんの言葉で、自分の思うことをおしゃべりしていただければと思います。 そのために、3つ、お願いがあります。この場では、「協力・尊重・守秘」をルール(約束)としたいのです。 ●「協力・尊重・守秘」と板書する。
★「協力」とは、おたがいに学ぶために協力しあいましょう、ということ。「尊重」とは、それぞれのあり方や意見・思いを尊重しましょう、ということ。「守秘」とは、ここで出された個人の経験や考えはこの場にとどめる(外に持ち出さない)、ということです。 | 会場設営の例 [講演会形式] ※ 会場設営は、講演会形式で行う。
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このページの作成所属
府民文化部 人権局人権企画課 教育・啓発グループ