物が玄米なんで、玄米は精米よりもちますから、精米すれば大丈夫かなと判断しました。
吉の丞:
ほんなら2、3年たっていても大丈夫と。
会場:
はい。
吉の丞:
「食べる」の方からは、こんな意見が出ておりますが。「食べない」方のご意見はいかがですか?
雀太:
はい、こちらからは「食べない」という青の方にお伺いしてみたいと思います。
会場:
せっかくおいしい新米があるのに、そんな古い米は嫌やと思いました。
雀太:
いや正直ですよ。そういう意見もありですね。
梅田:
新米があるんだから、古いのはもうええん違うかと。
よね吉:
うしろの方も青だったので、ご意見聞いてみてください。
雀太:
はい。「食べない」ということですが、なぜですか?
会場:
お米って、日がたつにつれて品質が劣化しますでしょう。だから食べないですね。
梅田:
さまざまな意見がありますね。パネリストの皆様方にはどんな意見があるのか、聞いていきたいと思います。
中さんはどっちでしょう、赤か青か。その理由は。
中:
私は赤で、食べます。先ほどおっしゃったように、玄米で置いていたというのはラッキーだったと思いますね。白米だと酸化をしてしまって体に与える影響がありますが。ほんとはもみ殻がついた状態だったら、もっとよかったのにと思います。
もみ殻の状態で置いていると、何千年たっても発芽すると言われているぐらい穀物は生命力があるものですし、ほかのお野菜とかに比べると備蓄できる食べ物として、日本でずっと食べている。そういう意味では、ほかのお野菜よりは体に与える影響も少ない。ただ、保存状態によっては劣化している場合があると思いますので、そこは匂いをかいでみたり、さわった感じで油が出ていないかを見ます。もし油が出ているようだったら精米して食べます。
私は玄米派で、いつも玄米を食べてます。
梅田:
もし仮に、これが白米で2、3年たっていたら、味や見た目はどうなっているんですか。
中:
多分、おいしくないとは思います。見た目はちょっと色が茶色くなっていたり。
よね吉:
健康的に害はないんですか。
中:
やっぱり酸化をしていますので、問題があると思います。だから、一番いいのは過剰に持たない工夫なんです。
よね吉:
早う食べろということですよね。
梅田:
それは結論でしょうが、感情的にも姑から言われて、嫁としてはいろいろとね。
中:
それは、すごく複雑な質問かなと思います。
よね吉:
姑さんから言われて、気を使うという設定ですね。
梅田:
早乙女さんはいかがですか。
早乙女:
私も食べます。古々米ともなるとお米の油は酸化しやすいので、匂いが出てくるかなと思いますので、私は精米していただきたいと思います。あと、炊込み御飯とかカレーとか、何かほかで匂いを紛らわす工夫だとか、普通の新米にまぜて食べるとか、努力してみたいと思います。
梅田:
だって30kgですから、もったいないですよね。よね吉:保存状態どうのこうの言うてはりましたけど、どういうとこやったら長もちしますの。
中:
やっぱり湿気が多くて日の当たるところはやめておいた方が。
よね吉:
ここに書いている物置は?
中:
昔の蔵だったらいいですが、やっぱり湿度や温度が非常に関係があると思います。
よね吉:
マンションの一室とかやったらどうなんですか。
中:
うーん、厳しいですね。
梅田:
大川さんは「食べる」のほうですね。
大川:
皆さんがおっしゃっていたのとほとんど同じですが。昔は日本のお米が古米、古々米とずっと残っていました。ちゃんと冷蔵で管理されているものですが、カビがないか匂いがどうなのかを判断して、それから精米して食べていたと思います。だからやっぱり、私も精米して食べたいですね。
私たちはいろいろな経験をしながら、これは大丈夫なのか、安全なのかを知識として得てきたと思うんです。そういうものをいきなり放棄するのではなく、きちんと試してみたいと思います。
梅田:
お米は日本の主食ですが、減反で農家の皆さんが苦しめられたり、農業政策が後手後手に回っている。いろんな問題あるわけですが、お米に関してはこういった質問、意見がそれぞれ出ました。
さて、続いて「残留農薬と輸入食品」に関する問題にいきたいと思います。
このページの作成所属
健康医療部 生活衛生室食の安全推進課 食品安全グループ
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