2007シンポジウム開会挨拶

更新日:2009年8月5日

(3)開会挨拶

梅田:
 皆様、こんにちは。
 今日は、食の安全安心シンポジウムにお越しいただき、ありがとうございます。「食の賢人井戸端会議」と題しまして、今、たくさんの問題を抱えている食の安全について、皆さんとともに意見交換をしながら、少しでも不安を取り除いていだけるようなシンポジウムを開催してまいりたいと思います。
  今日の司会進行、そしてパネルディスカッションのコーディネーターを務めさせていただきます、私、フリーアナウンサーの梅田淳と申します。どうぞよろしくお願い申し上げます。
 
梅田淳さん 
さて、ここ数年、食を取り巻く問題が数多く発生し、食の安全安心の確保 への関心は、かつてないほどの高まりを見せております。大阪府では、 昨年の4月に「大阪府食の安全安心推進条例」を施行いたしました。
  その条例に基づき、リスクコミュニケーションの一環として、本日シンポジ ウムを開催させていただくことになりました。 このシンポジウムは、府民、食品関連事業者、有識者、行政がともに 食の安全安心について考え、相互の情報や意見交換をすることを目的 としております。
  本日は、パネリストとしてさまざまな立場の食の賢人の皆様方をお招きして、 参加者の皆さんとともに身近な食の安全安心について話し合っていきたい と思います。
 
 さて、大阪は古くから天下の台所と呼ばれまして、全国の農林水産物の流通拠点として大きな役割を果たすとと もに、独自の食文化をはぐくんでまいりました。「食い倒れ」の町であり、また、井原西鶴の「始末の精神」が象徴し ますように、商人の町である大阪では昔からむだなことを嫌い、食文化においてもだしをとったあとの昆布を塩昆 布として保存食にするなど、素材のすべてをむだなく使うという工夫がなされてきました。これは、それぞれのご家 庭で皆さんもやっていらっしゃるかもしれません。
 
 まずはじめに、そんな大阪で昔から愛され続けてきた上方落語をご覧いただき、その後、食の安全安心につい て、パネリストの皆様方にご意見を伺っていこうと思います。

このページの作成所属
健康医療部 生活衛生室食の安全推進課 食品安全グループ

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