魅力あふれる移管校紹介第1弾 「ビジネスを学ぶ 福祉を学ぶ 大阪府立淀商業高校」(きょういくニュース 第242号 3ページ)

更新日:2022年6月1日

魅力あふれる移管校紹介第1弾 「ビジネスを学ぶ 福祉を学ぶ 大阪府立淀商業高校」

大阪府立淀商業高等学校について

 大阪府立淀商業高等学校は、実業高校として時代のニーズに応じた人材育成に努めています。生徒一人ひとりがビジネスや福祉の学びを通じて自己肯定感を醸成し、将来の自己実現のためのスキルを身につけられるよう、基礎学力の充実と将来役立つ資格取得に力を入れています。
 商業科では、地域社会に貢献できるビジネスパーソンの育成、福祉ボランティア科では、2025年には全人口の4分の1が高齢者という超高齢社会を支える介護・福祉分野のプロフェッショナルの育成に向けて、地域・産業界と連携した教育活動を行っています。

商業科『地域社会に貢献できるビジネスパーソンの育成』

 商業科では、学校で身につけた知識・技術を活用する「アントレプレナーチャレンジ(学校設定科目)」の授業にて、地域の課題を解決するため、「淀翔モール(大規模販売実習)」を年1回開催し、実践力を磨いています。
 淀翔モール開催の原動力である「アントレプレナーチャレンジ」では、2年生5クラスが15社に分かれ、『淀翔モールホールディングス』という模擬株式会社を設立します。
 各社は、社長・総務・経理・販売担当・仕入担当・企画課によって組織されます。
創立総会を経て、一人500円の株式を購入することで出資金とし、その資金を基に、企業との仕入交渉・販売・決算・株主総会等、社員全員で協力して株式会社を運営します。

商業科の取り組みの写真

 来場されたお客様アンケートには「高校生が一生懸命販売する姿に元気をもらうことができるので、毎年楽しみにしている。」「子どもから大人まで楽しめるイベントだった。」という嬉しいコメントが数多くありました。
 ある卒業生は、年々成長する淀翔モールに過去の青春時代を思い出し、「あの時は苦労したから。」と後輩のために1万円分の商品を購入したという感動的なエピソードもありました。
 生徒たち自身も、この授業を通して、お客様の暖かさ、モノを売ることの難しさを身をもって体験することで、貴重な経験値を増やし、着実に成長しています。
 これらの実践力と高校3年間の学びを通じて取得できるビジネス系の資格を、就職や大学入試に活かすことができます。

育成する力

  1. PERSPECTIVE 見通す力 
    お客様が何を求めているのか。より深く知ろうとする探求心と向上心を身につけます。
  2. PARTNERSHIP 協調性
    1つの目標に向かってチームで協力し切磋琢磨する協働力を身につけます。
  3. PRESENTATION 発表する力
    自分の考えを相手にわかりやすく説明する力を身につけます。そのために、言語能力・情報活用能力・問題解決能力を鍛えます。


1年間の流れ
1年間の流れの図

福祉ボランティア科 『笑顔を届ける 心豊かな生活を支援する 超高齢社会を支える人材の育成』

 福祉ボランティア科は、大阪府内の公立学校唯一の福祉に関する学科です。福祉に関する専門知識と技術を身につけて、2025年の超高齢社会を担うことができる「介護・福祉分野のプロフェッショナル」の育成をめざしています。
 校内には、専門的な介護技術を学ぶ演習施設があり、介護者役と利用者(高齢者)役に分かれて介護技術の習得を図ることができます。生徒自らが利用者役を行うことで、介護サービスを利用する方に対しての共感的な理解に立った介護技術を学習します。

福祉科の写真1福祉科の写真2福祉科の写真3

 学んだ介護知識と技術を活かして、特別養護老人ホーム等で施設実習を行い、利用者一人ひとりに寄り添った介護を実践し技術を学びます。実践的な介護技術を習得した後、介護福祉士の国家試験を受験し、資格を得て、高校卒業後は、介護・福祉・看護・医療・保育など様々な分野で活躍しています。

介護福祉士過去10年の合格率は99.1パーセントです
 

学校説明会・体験授業について

実施予定日:8月4日(木曜日)・10月22日(土曜日)・1月14日(土曜日)・2月11日(土曜日)
学校説明会と体験授業にて、ビジネスと福祉をもっと知ることができます。
大阪府立淀商業高等学校ホームページ(外部サイト)

キミの未来に商業高校という選択を!

(教育振興室高校教育改革課)

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このページの作成所属
教育庁 教育総務企画課 広報・議事グループ

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