スマート農業/天王ナチュラルファーム

更新日:2022年10月25日

 大阪のてっぺんで始まるスマート農業             (その2はこちら

 能勢町天王地区は、大阪府の“てっぺん(最北端)”に位置し、棚田での水稲栽培や標高500mの気候を活かしたトマト栽培などが行われています。
 農家の高齢化や担い手の減少は全国的な課題となっていますが、当地区においても例外ではありません。
 そのような中、地元有志の集まり『天王ナチュラルファーム』が中心となって、若い世代が将来の担い手として活躍できるように、ドローンやラジコン草刈り機等の最新機器を導入した“面白い農業”の
検討を重ねてきました。
 その結果、国の「スマート農業加速化実証プロジェクト」に採択され、令和2年度からスマート農業の実証をすすめます。
 当事務所は、プロジェクトをすすめていくコンソーシアムの一員として農機メーカーやICT(情報通信技術)の専門家などと共に参画し、活動の助言や実証成果の普及を行なっていきます。


農業用ドローンによる水稲直播が行われました。 

 令和2年6月6日に同地区で行われた農業用ドローンによる水稲直播の様子をご紹介します。
 大阪府内の水稲栽培は移植栽培(苗を田植え)が一般的で、種もみを直接水田に播くのは非常に珍しい光景です。
 育苗や田植えにかかる労働力の削減が可能となる技術です。  

 

令和2年6月 ドローンによる水稲直播
会長あいさつ

天王ナチュラルファーム会長からの開始あいさつ。

コーティング種子播かれた種もみが水中で沈むように、あらかじめ鉄粉でコーティングします(重さは約1.5倍になります)。
ドローン本体ドローン本体。10kgまで運べます飛行風景

一定の高さから、は種します。

目視状況

安全のため向こう岸からも目視で距離を確認しながら、は種します

補給播きむらが起きないよう、同じほ場で3回は種しました。
はしゅ結果は種後の水田です。8割の発芽定着を見込みます。打合せ本日の感想や今後の活動について、説明と意見交換が行われました。


 本実証課題は、農林水産省「スマート農業技術の開発・実証プロジェクト(課題番号:水2F07、課題名:スマート農業による中山間地農業振興と関係人口・交流人口の増加)」.(事業主体:国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構)の支援により実施されました。

「スマート農業加速化実証プロジェクト」等について(農水省HP)
https://www.maff.go.jp/j/kanbo/smart/index.html

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このページの作成所属
環境農林水産部 北部農と緑の総合事務所 農の普及課

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