議長年頭あいさつ

更新日:2022年2月2日

議長年頭あいさつ

1月4日(月曜日)

 謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
 昨年は、新型コロナウイルス感染症の猛威から府民の命とくらしを守るため、一丸となって取り組みを続けた一年でございました。

  これまでに亡くなられた皆様のご冥福をお祈りいたしますとともに、現在療養中の皆様の一日も早いご回復を心からお祈りを申し上げます。
 また、医療・福祉をはじめ現場の最前線でご奮闘いただいておりますエッセンシャルワーカーの皆様方、心から敬意を表しますとともに、深く感謝を申し上げます。

  新型コロナウイルス感染症につきましては、医療提供体制が逼迫している状況を受けまして、去る12月3日、大阪モデルの赤信号が点灯いたしました。

  府民の皆様方には、不要不急の外出を自粛していただくなど、本当に長期間にわたり、多大なご協力をお願いしておりますけれども、職員の皆様にも、感染された方への対応をはじめ、病床や医療従事者の確保、休業要請にご協力いただいた事業者への支援など様々な業務に、昼夜を分かたず、日々ご尽力いただいております。
 心から感謝申し上げます。本当にお疲れ様です。

 大阪府議会としても、これまで臨時会や定例会での補正予算の早期成立や国に対する意見書の決議など、必要な対策を迅速に取り組んでまいりました。
 残念ながら、今後もウイルスと共存していかなければなりません。
 この危機を乗り越えるため、引き続き知事・理事者の皆さんと緊密に連携しまして、何よりも府民の命とくらしを守ることに全力で取り組んでまいる所存でございます。

 大阪府議会では、議会基本条例の基本理念に基づきまして、議会機能の充実・強化に向けた改革を継続して取り組みを進めて参りました。
 昨年、2月定例会からは、議会資料のペーパーレス化を開始しました。
 これは、議員が自身のタブレットを利用する形で「BYOD方式」を採用したもので、低コストで大幅な省資源化を図ることができました。
 また、5月定例会では、新型コロナウイルス感染症拡大を契機に、「オンライン委員会」を開けるようにしました。条例も改正しました。
 国が示す範囲に加えまして、大規模災害の発生時や育児・介護などのやむを得ない事由で出席できない場合も国が示す以上に対象にしまして、大阪府議会独自の条例改正を行ってまいりました。
 それを経て、12月には、都道府県議会では初めてオンラインでの常任委員会審査を行ってきたところであります。
 「オンライン委員会」を実施することによりまして、議員の質問機会が保障されること、非常に画期的なことでありまして、今までだったら休まなくちゃいけなかったんですけども、私も過去に長期間議会を欠席せざるを得ない経験がございまして自分自身にとっても、たいへん感慨深いものが去年はありました。
 こうした取組みは、昨年、早稲田大学マニフェスト研究所などが主催します日本最大規模の政策コンテスト「第15回マニフェスト大賞」におきまして、関西の府県議会では唯一「優秀賞」にノミネートされました。
 今後も、時代や環境の変化に適応した議会活動をめざしまして、全国トップクラスの議会改革を進めてまいります。
 
 今私たちは、「コロナ禍」という未曾有の危機に直面をしております。 
 これからも、新型コロナウイルス対策に総力を挙げまして、大阪経済と府民生活を回復軌道に乗せていかなければなりません。
 このコロナ禍の克服に向けまして、一丸となって取り組みを進めてまいりましょう。 
 私たちの挑戦によって、今年が大阪の成長への力強い一歩となりますよう、大阪府議会としましても、この一年、「医療・経済両面から府民の命を守る」「一日でも早く感染拡大を終息させる」という決意を新たに、知事と車の両輪となりまして全力で取り組んでまいる所存でございます。
 
 そして、ご参集いただきました報道機関の皆様におかれましては、府政の円滑な推進のため、引き続き格別のご支援とご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
 
 年頭にあたりまして、皆様方のご健勝とご活躍を心から祈念申し上げまして、新年のご挨拶とさせていただきます。

 本年もよろしくお願い申し上げます。

このページの作成所属
議会事務局 総務課 広報グループ

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