柏原市雁多尾畑(かりんどおばた)に広がる上徳谷(じょうとくだに)地区において、平成22年10月31日(日曜日)に「棚田ふるさと保全活動」を実施しました。
上徳谷地区は、かつては棚田が連なり、美しい風景が広がっていましたが、急傾斜で農道が狭いなどの理由で、現在、農地が遊休化し荒れており、「大阪府都市農業の推進及び農空間の保全と活用に関する条例」(平成20年4月施行)に基づき、平成20年8月に遊休農地解消対策区域に指定された地区です。
今回の「棚田ふるさと保全活動」は、上徳谷地区において、かつての美しい棚田風景をとりもどす一環として、※柏原市農空間保全委員会が計画したもので、地域の方々や応募されたボランティアの方々、合計約120名のみなさんが、棚田の草刈り、レンゲや菜の花の種まき、野菜の植付け、耕うん機操作体験などを行いました。
当日は小雨がパラつくあいにくの天気となりましたが、賑やかな雰囲気の中、みなさん元気いっぱい作業に取り組みました。
少し肌寒い中での作業となりましたが、作業終了後には焚き火で焼いた「やきいも」がふるまわれ、みなさんの疲れも吹き飛んだのではないでしょうか。
上徳谷地区はこれから寒い冬を迎えますが、来年4月下旬から5月上旬頃には、棚田に咲きそろったレンゲが美しく彩ってくれることでしょう。
※ 柏原市農空間保全委員会
「大阪府都市農業の推進及び農空間の保全と活用に関する条例」(平成20年4月施行)に基づき設置された組織で、農地の活用と保全についての取組を進めていくため、平成20年8月に柏原市農業委員会、JA中河内柏原営農経済センター、柏原市産業振興課、大阪府中部農と緑の総合事務所、大阪府みどり公社を構成メンバーとして設置されました。
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当日のようす
たくさんの方にご参加いただきました。 | 棚田をおりて、さあ、作業の開始です。 |
小雨の中、草刈りもしました。 | 作業も一段落。 |
偏らないよう注意して、レンゲの種をまきます。 | きれいに咲きますように! |
野菜の植付けもしました。 | 植付け作業は結構たいへんなんです。 |
耕うん機の操作説明を受けます。 | 慎重に慎重に!以外と簡単? |
焚き火でやきいも! | やきいも、よかったね! |
このページの作成所属
環境農林水産部 中部農と緑の総合事務所 地域政策室
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