平成22年度より取り組んでいる寝屋川市での遊休農地を活用した学習農園の活動も2年目を迎えました。
今年も寝屋川市立楠根小学校の児童のみなさんと一緒に、おいしいお米づくりに挑戦します。
また、今年度より、11名のボランティアの方にも学習農園のお手伝いをしていただけることになりました。今回ご紹介する田植えについても、事前に草刈りや畔塗りなどの準備作業を、快く引き受けていただきました。子ども達にとって、ボランティアの方々は、いろいろなことを教えていただける、大きな存在になることと思います。農作業体験だけでなく、人に対する感謝の気持ちも育んでくれることでしょう。
さて、連日雨が続く梅雨にも関わらず、6月15日(水曜日)は曇り空の中にも晴れ間が広がる、田植えにとってはまずまずのお天気でした。
既に代掻きも終えた田んぼは、静かに水面をたたえ子ども達の田植えを待っています。(代掻きはJA北河内のみなさんのご協力を得て実施しました。)
先生のあいさつの後、当事務所職員から作業の流れについて説明をしました。参加した5年生42名の子ども達は難しそうな顔をしていましたが、ボランティアの方が植え付け方の実演をされると、安心したのか少し笑顔がこぼれました。
とはいうものの、見ると行うとでは大違い。子ども達にとって田植えは初めての経験だけあって、田んぼの中に一列に並ぶだけでも、相当の時間が必要でした。
苗はピンと張られたロープの目印を頼りに、等間隔で、一列に並んで植え付けていきます。始めは慣れない手つきでフラフラしていましたが、作業が進むに従い、手際よくまっすぐに植えることができるようになりました。
カエルや田ウナギがおり、歓声とも悲鳴ともとれない声があちらこちらから聞こえましたが、開始しておよそ2時間で、無事、すべての苗を植え付けることができました。
これから夏を迎え、子ども達は日増しに成長する稲に喜びを感じるとともに、草取りや水管理、追肥など、日々の管理のたいへんさも知ってくれることと思います。学校の先生や周りの大人の人たちと一緒に、これからも観察を続けてくださいね。
事前にJA北河内の協力を得て代掻きや畔塗りをしました | ボアンティアのみなさんによる田植えの説明です |
ていねいに植付けます | 一列になって植付けます |
およそ400m2の田んぼに苗を植付けました | お散歩中の保育園児も見学してくれました |
ボランティアの方々と(5年1組のみなさん) | 同じく5年2組のみなさんです |
このページの作成所属
環境農林水産部 中部農と緑の総合事務所 地域政策室
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