2021.02.10

更新日:2022年2月10日

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2月10日付産経新聞に【ニューノーマルな商店街 〜「ICT・リモート技術」活用〜】の広報記事が掲載されましたLINE

掲載内容は下記になります(一部抜粋)。

■商店街でもICT・リモート技術を活用
新型コロナウイルスの流行によって、人との接触を減らさなくてはいけなくなるなど社会は大きく変わり、新たな日常「ニューノーマル」への対応が求められます。今まで人が行っていた作業や、対面で行っていたことをアプリやシステムで代用したり、遠隔で行うなど、ニューノーマルに沿ったICTやリモート技術を活用する大阪府内の商店街にフォーカスしてみました。

■「サラリーマンファースト」なアプリを開発
南海本線堺駅近くの堺駅前商店会は、地域在住や在職のサラリーマンが多く訪れます。そんな常連のサラリーマン客に「安心・安全・お得」を周知し、各店の魅力を再発見してもらおうと、商店街独自のアプリで情報発信に力を入れることにしました。アプリでは、商店街の各店が「密にならない時間帯」や「タイムセール」などの即時性のある情報を発信。アプリユーザーは、密を避けて、お得に商店街を利用することができます。堺駅前商店会会長の高杉晋さんは「来街者にこれまで以上に安心してお越しいただける商店会をめざします 」とおっしゃっていました。

■高齢者にも優しい非接触化を両立した「QRカード」
枚方市にある宮之阪中央商店街は、「QRカード」を導入して商店街の取り組みを非接触化しています。お客さんが商店街でお買い物をしたり、イベントやボランティアなどに参加することでQRコードが印刷されたカードにポイントが貯まります。毎年末に行なっていた対面式のガラガラ抽選会を中止した代わりに、QRカードを店舗設置の端末にかざすことで、非接触で抽選が楽しめるようにしました。また、抽選会の景品やボランティアへの謝礼も、紙の買い物券からポイントに置き換えることで、非接触でお客さん等へお渡しできるように。地域独自のポイント制度は以前から検討していたものの、高齢化率が高いことがハードルでした。しかし地域の人が気軽に集まれる「みやサポカフェ」など商店街の取り組みで、高齢者と商店街の交流が活発になり、サポートできる環境が整ったことで導入に踏み切りました。

■スマホ・タブレットを活用したイベント「GPSアートラン」
JR・京阪京橋駅周辺にある2つの商店街。新京橋商店街・京橋中央商店街が結束し街を盛り上げようと「GPSアートラン」を企画しました。専用アプリを活用し、移動した軌道をスマホやタブレット端末の地図上に反映。コース通りに通過すると、地図上に絵が完成され、各店で使える商品券がもらえるというもの。人が集まらなくも楽しめるGPSランという新たな形のイベントは、みなさんに楽しんでもらいながら商店街の店舗を回遊することで新たな店の発見にもつながることを目的とした企画です。現在、新型コロナウイルス感染症の拡大状況を鑑み、イベントの開催は調整中ですが、京橋中央商店街理事長・土蔵康司さんは「2つの商店街が一丸となり、コロナ前の活気を取り戻せるよう頑張ります。」と話してくれました。

感染症は社会に大きな影響をもたらしていますが、こういう時だからこそ商店街は、ICTやリモート技術を活用した取組みにチャレンジしています。こうした技術を用いて工夫を凝らすことで、感染症対策だけではなく、今までにない体験を生み出したり、地域のニーズに細やかに応えたりといった良い効果も見られます。ぜひこの機会に、ニューノーマルの取組みに挑戦する商店街に注目してみてはいかがでしょうか。

■この人に聞きました!
宮之阪中央商店街振興組合 理事長 高瀬 巌

「ニューノーマルな商店街を目指して」
商店街には多数の特色ある店舗が対面販売する良さがありますが、コロナ禍で非対面・非接触化等への対応も求められています。当商店街は、利用者も店主も高齢者が多いことから、非接触化の面では、誰でも使える簡単なQRポイントカードを導入しました。私たちも試行錯誤しながらニューノーマルに沿った商店街をめざして生まれ変わろうとしています。

2月10日付産経新聞の広報記事PDF版はこちら [PDFファイル/2.93MB]    2月10日付産経新聞の広報記事Word版はこちら [Wordファイル/77KB]

2月10日産経新聞

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商工労働部 中小企業支援室商業振興課 商業振興グループ

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