平成20年度第17回大阪府経営企画会議 議事概要

更新日:2015年8月5日

  • と き 平成21年2月19日(木曜日) 15時35分から16時40分
  • ところ 特別会議室(大)
  • 出席者 知事、副知事、教育長、水道企業管理者、危機管理監、政策企画部長、総務部長、関係部局

議題 大阪人権博物館(リバティおおさか)について

教育委員会から資料をもとに説明。

【政策企画部長】
・現場を見に行って思うことだが、内容がわかりにくいので、展示内容を変えないといけない。いろいろと変遷があったにせよ、この施設は、人間が人間として尊重される社会を実現するために、日常生活や学校ではなかなか実感できないような、人間のハートに訴えてくるような施設でなければならないと思う。ターゲットを学校に絞るなら、いじめ、障がい者、在日外国人の問題、部落差別の問題などをテーマとして取り上げるべき。こういうことをベースに子どもたちが何か実感できるような施設にしてほしい。

【教育長】
・ターゲットは子ども。子どもたちが1回は行く。大人たちも子供を連れて行きたいと思う。そういう施設にしたい。
・府補助金9000万円を有効に使っていきたい。ホールは利用価値が高い。275席あるホールが十分に活用できていない。

【木村副知事】
・とにかく施設が暗い。今までは過去に焦点を当てた展示内容になっていたが、これからは、「夢・未来」を前面に出していかないといけないのではないか。未来型のポジティブなものが必要だと思う。足を運びたくなる、行きたくなるような施設にしてほしい。

【教育長】
・説明音声を聞いても何を言っているのか、説明を聞いてもよくわからないといった意見もある。様々な経過の中で幅広い人権課題を展示することになり、広がりすぎた面もある。

【木村副知事】
・やはり、明るい未来志向、ポジティブな印象を与えるものにすべき。プロの知恵などを借りて、じっくりと変えていってもらいたい。

【知事】
・常々おかしいと思っていたことだが、こういう施設をチェックするシステムはないのか。私がおかしいと指摘しないと誰も何も思わない。

【教育長】
・府としては、行政改革の観点から、公の施設について、一定チェックをやってきたつもり。しかし、リバティおおさかは、歴史的経過もあり、結果として十分ではなかったかもしれない。ヒューライツやピースおおさかも同様だが。関係者も知事がおっしゃる府民の税金を投入するにふさわしい施設にすることに異論はない。

【知事】
・この施設の運営団体は指定出資法人の対象に入らないのか。

【総務部】
・対象ではない。

【政策企画部長】
・出資法人の対象にはならないが、それに準じた形で担当部局がチェックしたらいいのではないか。

【教育委員会】
・以前から展示内容が大人向けでわかりにくいということは伝えてきた。根本的な改善に至っていないのは反省すべき点だと思う。今後、辛口なアンケートの内容も含めて活かしていきたい。

【三輪副知事】
・府の方針はいつごろまでに示せるのか。

【教育委員会】
・議会や関係団体の意見を聞きながら、今年度内にとりまとめて示していきたい。

【知事】
・職員体制はどうするのか。

【教育長】
・府の派遣職員2名を今年度末で引き揚げる。

【知事】
・さらなるスリム化は図らないのか。

【教育委員会】
・21年度から22年度にかけて展示内容のリニューアルが必要であると考えられるので、リニューアル後の23年度からの体制については、検討が必要と考えている。

【知事】
・23年度より更なるスリム化を図るということであれば、先を見越しすぎであり、そのときの状況で対応すればいいのでは。22年度から職員体制の更なるスリム化ということもある。

議題 箕面森町 今後の見通しについて

住宅まちづくり部から資料をもとに説明。

【住宅まちづくり部】
・前回、経緯を確認して改めてご審議いただくこととなったので、今回、国道423号バイパス負担金145億円について経緯を整理した。箕面特会としては605億円でやるということ。

【知事】
・府費トータルでみるべきだ。箕面特会としてはそうだが、別の形で出すという説明になるのか。これから、府民の府費負担は750億円ではなく605億円だと説明していくが、145億円の対応について、きちんとした説明が必要。

【政策企画部長】
・資料3にあるように、箕面有料道路事業の変更に伴い、開発者負担分はゼロ。その段階で、箕面特会としては605億円に修正できていなかった。145億円は、有料道路事業自体の変更の中で、政府貸付金や府出資金や貸付金の増、道路事業として国費や府費の増などにより対応されたということ。この点をきちんと資料で示せばよい。資料2の表現もそのことを明記して公表することで、府民の理解を得るべき。

【住宅まちづくり部】
・本題の今後の見通しについて。歳入と歳出のバランスを図りながら進めていくことになるが、当面は現在のPFIによる方式を維持し、資料2の4に記載しているような販売戦略を展開したい。今年の夏ごろには状況を見極めて、必要な対応を講じることとしたい。

【木村副知事】
・販売戦略の見直しが必要なら、タイミングを逃さず、速やかに実施した方がよい。

【知事】
・まず、605億円を前提とする3の収支見込を府民に公表することが重要。そのうえで進捗管理を行わなければならない。

報告 サイクル・イベントについて

生活文化部から、サイクル・イベントの開催候補地のうち、第二京阪道路の一部区間における今後の検討内容について報告があった。

【政策企画部長】
・本日の会議コストは、23万3千円。

このページの作成所属
政策企画部 企画室政策課 政策グループ

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