シルバーハウジング・車いす常用者世帯向け住宅について

更新日:2016年6月28日

シルバーハウジング・車いす常用者世帯向け住宅について

シルバーハウジングについて

車いす常用者世帯向け住宅について  

シルバーハウジングについて

シルバーハウジングとは、高齢者の一人暮らしや夫婦世帯などが安心して快適な生活ができるように、住宅の設備・仕様に配慮し、万一の緊急時には生活援助員による対応がある等の福祉サービスを受けられる、公営の高齢者世話付住宅です。
これは、大阪府と府内市町村の共同事業で行っており、大阪府が住宅を建設、入居者の斡旋を行い、市町村が生活援助員を派遣して、入居者の方に生活相談等のサービスを行うもので、入居と同時に生活援助員派遣の契約をしていただきます。ただし、シルバーハウジングは特別養護老人ホームではありませんので、介護の必要な方は別に自己負担で介護サービスを受けていただきます。  

ふれあいシルバーハウジングとは、シルバーハウジングの内容に加え、高齢者が不安に陥ることのないよう日常生活において、自然な形で人と人とが触れ合うことのできる共同居住型住宅です。個人の住宅の他に、食事や団らんなど共同の生活の場として「団らん室」をもつ住宅です。入居者が団らん室でさまざまな活動に取り組むことでお互いに仲良くなり、活動的に、安心して暮らせることをめざしています。
「シルバーハウジング」と同様に、設備・仕様の面でも高齢者に配慮した住宅で、生活援助員による緊急時の対応などのサービスも受けることができます。

住宅設計上の配慮(大阪府の住宅施策)

(1)高齢者に配慮した設備・仕様
● 1階は玄関までスロープを設けて段差をなくし、広い玄関ホールで利用しやすいようにしています。
また、エレベーターを設置して、各階へ移動しやすいようにしています。
● 廊下に手すりを設置し、玄関扉等の建具も引戸とするなど、出入りしやすいようにしています。
● 住宅内部は、浴室を除いて段差をなくしています。
● 浴槽を半落とし込みにし、手すりを設置するなど利用しやすいようにしています。
● 緊急通報ボタンを浴室、トイレ、居室に設置し、緊急時に対応できるようにしています。 
   
(2)その他の施設
● 居住者の交流の場のひとつとして、ふれあいシルバーハウジングには団らん室を設置しています。
(団らん室は入居者相互で管理していただきます。)
● 居住者の自立した暮らしを助ける生活援助員用の執務室を設けています。

福祉サービスの提供(市の福祉施策)

住宅内に配置された生活援助員が次のようなサービスを行います。
● 生活相談 : 心配事相談や健康相談をはじめとした生活全般にわたる相談を行います。
● 安否の確認 : 一日一度、さらに必要に応じて声をかけるようにしています。
● 緊急時の対応 : 緊急の場合、入居者が緊急通報ボタンを押せば、昼間は生活援助員が受信し、不在時及び夜間等は近隣の福祉施設が対応します。
● 関係機関への連絡 : 必要に応じて、関係機関に連絡をとります。
● 生活関連情報の提供 : 行政サービスや地域活動などの情報をお知らせします。

注意事項

シルバーハウジングでは、上段に記載された市の福祉サービスを受けられるほか、緊急通報システム等を設置していますので、利用の有無にかかわらず前年の所得税額に応じ、入居者の方に費用負担をしていただきます。
なお、入居者負担額は市により異なっております。また、緊急通報システムの費用負担が不要な住宅も一部あります。 
 
○生活援助員等費用負担基準

入居者世帯の所得階層入居者負担額
(1ヶ月当り) 
A 生活保護法による被保護世帯

0円

B 生計中心者が前年所得税非課税世帯

0円

C 生計中心者の前年所得税額9,600円以下の世帯

 1,500円

D 生計中心者の前年所得税額9,601円以上32,400円以下の世帯

 2,600円

E 生計中心者の前年所得税額32,401円以上42,000円以下の世帯

 3,800円

F 生計中心者の前年所得税額42,001円以上の世帯

 4,900円

車いす常用者世帯向け住宅について

車いす常用者世帯向け住宅とは、車いす常用者が住宅の中において、支障なく日常生活を送れるよう特別設計された住宅です。これには、MAIハウス、身体障がい者向け改善住宅及び身体障がい者向け住宅の3種類があります。

MAIハウスについて

MAIハウスは、車いす常用者が住宅の中において、支障なく日常生活を送れるように、特別設計された公営住宅です。道路から住棟へスロープを設置し、段差を解消することで、容易に住宅内を移動できるようにしています。

MAIとは
「M」 (モビリティー(Mobility) 自由な移動性)
「A」 (アジャスタブル(Adjustable) 調整可能な設備)
「I」 (インテンシブ(Intensive) 介護に必要な住宅の補強)
 の3つの意味を含んでいます。

MAIハウスの仕様
・ 車いすで住宅内部は、自由に移動できます。(和室は除く)
・ 非常用ボタンを居室・浴室・トイレに設置しています。
・ 居室・浴室・洗面所・トイレの天井裏には、ホイストレールが設置できるよう下地補強をしています。
 (ホイストとは、ハンガーで利用者を支え、リモコンで上昇下降、走行ができる電動移動装置をいいます。)
・ スイッチ・コンセントは、車いすで使いやすい位置に取り付けています。
・ 物干し金具は、車いすでも使いやすい低い位置に取り付けています。
・ 住棟の1階にありますので、バルコニーからスロープで屋外に移動できます。

※MAIハウスは住戸によりタイプが異なります。当選後に住戸を見ていただき、入居される方に合わせて、手すり等の一部設備について調整を行います 

身体障がい者向け改善住宅について

「身体障がい者向け改善住宅」は、既存の一般住宅を重度身体障がい者(車いす常用者)向けに標準設計で増築又は改築したものです。車いす用出入り口及びスロープ等の設置や浴室・トイレなどの改善を行います。(車いすでの出入りは、主にベランダ側からとなります。)
申込みには同居される親族(介護される方)が必要です。
入居される方に合わせた設備等の改善・調整は行いません。

改善内容
・ 専用駐車場の設置
・ スロープ等の設置(スロープ以外に段差昇降機を設置する場合があります。)
・ 身体障がい者用流し台の設置
・ トイレの改善(手すり、コンセント、非常用インターホンの設置)
・ 身体障がい者用洗面器の設置
・ 住宅内部の段差の解消

身体障がい者向け住宅について

「身体障がい者向け住宅」は、重度身体障がい者(車いす常用者)向けに建設当初から標準設計で整備された住宅です。
入居される方に合わせた設備などの改善・調整は行いません。 

このページの作成所属
都市整備部 住宅建築局住宅経営室経営管理課 推進グループ

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