動物愛護週間2020-E1

更新日:2020年9月22日

動物愛護週間 特別企画

 

ねこにエサをあげる前に考えてみよう。

エサをあげることによって、そこにねこが居付(いつ)いたり、たくさん集まってきます。エサをもらっている健康的なねこは、子ねこを産み、どんどんふえていきます。



そのねこたちが、近所の人にめいわくをかけていませんか。おしっこ・うんちで庭や畑があらされたり、つめとぎで車をきずつけられてこまっている人はいませんか


ねこが好きな人だけではありません。ねこがきらいな人、ねこにアレルギーをもっている人のことも考えてみることが大切です。


地域(ちいき)ねこ活動をする前に考えてみよう。


地域ねこ活動は、ひとりでは絶対(ぜったい)に成功しません。ひとりでがんばっても、近所の人の理解(りかい)がなければ必ずトラブルになってしまいます。活動する前に一度、近所の人に相談してみましょう。ねこがきらいな人、ねこにアレルギーをもっている人のことも考えてみることが大切です。



エサをあげる、地域ねこ活動をする、これらの前には必ず近所の人たちの理解(りかい)としっかりとしたルール作りが大切になります。ねこにエサをあげるやさしい気持ちがあるのですね。ではその先の、ねこにとっても人にとってもしあわせになれるルール作りにまで目を向けてみてね。



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【解説】

エサをあげる時間と量、猫の個体を決めましょう。


エサを置きっぱなしにはせず時間を決めて、猫が食べきれる分だけ準備しましょう。エサを置きっぱなしにすると、他の地域から猫が集まってきたり、カラスが寄ってきてしまいます。また、エサが腐ってしまう、衛生害虫(ハエやゴキブリなど)が発生する原因にもなります。痛んだエサや適量以上のエサを猫が食べることにより、病気につながることもあります。



不妊手術はその地域すべての猫におこないましょう。


手術できない猫が数匹でもいて、その猫が繁殖能力をもっていれば、そこからまた、どんどんと増えていってしまいます。計算上、1頭の猫から2年で80頭以上に殖えることが可能です。(猫は、メスが4から12か月齢で繁殖可能に、オスで8から12か月齢で交尾可能になります。交尾すれば、高確率で妊娠します。1回の出産で4から8頭の子猫を生みます。1年に2から4回の出産が可能です。



猫の幸せとは何でしょうか?


エサあげた猫の命が全うするまで責任がもてますか。猫に定期的にエサをあげるということは、自力でエサを探す機会をうばうことになりませんか。


また、頭数が増えすぎると適切な世話が行き届かず、猫自体を苦しめたり糞尿や鳴き声などで地域住民にも迷惑となります。


さらに、屋外で生活する猫は、病気や交通事故の危険性があります。

屋外で生活する猫が増えることはいいことでしょうか。



このページの作成所属
環境農林水産部 動物愛護管理センター 管理指導課

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