環境NPO等と協働した地域での「適応」に関する啓発活動(令和元年度)

更新日:2019年11月27日

 大阪府では、気候変動による影響への「適応」(※)に関する理解を深め、その実践につなげることを目的に、温暖化「適応」推進事業を実施しています。
 本事業の一環として、環境NPO等と協働した気候変動への「適応」に関する啓発イベントを府内4地域(北摂・中部・南河内・泉州)で、地域毎のテーマに応じ、様々な形式で実施しました。たくさんのご参加をいただき、誠にありがとうございました。
  
※気候変動による影響への「適応」とは
 気候変動の影響による被害を回避又は和らげること。もしくは気候変動の影響を有益な機会として活かすこと。

○北摂地域 【イベントは終了しました】

 「大変だ!カマキリくんも困っている!」  生きもの観察やクラフトで学ぶ温暖化「適応」

■日時  令和元年10月26日(土曜日) 10時00分から12時00分まで

■場所  吹田市立市民公益活動センター ラコルタ 会議室2・3
       (吹田市津雲台1-2-1 千里ニュータウンプラザ6階)

■内容  生きもの観察やクラフトを通じて温暖化やその適応について学びましょう!

■協力  昆虫科学教育館、昆虫科学研究センターISRC、NPO法人すいた市民環境会議、NPO法人みのお山麓保全委員会 (50音順)

■当日の様子

渡部先生のおはなし

大木めぐり

生きもの観察

 生きものたちはどんなふうに地球温暖化に「適応」しているんだろう?
 昆虫科学研究センターISRCの渡部先生に、昆虫たちが住む場所や食べ物などを工夫して温暖化に適応していることなどを教えてもらいました。住む場所を変えたことで元から生息していた昆虫やその他の生きものへの影響についてもみんなで考えました。

 千里南公園に移動し、NPO法人すいた市民環境会議のみなさんから大木めぐりのおはなしを聞きました。
 NPO法人すいた市民環境会議では、吹田市内の幹周り2メートル以上の木を「吹田の大木」として調査されており、2017年の調査では1700本以上確認され、10年前の調査より800本ほど増加しているそうです。

 大木のまわりには何がいるかな?
切り株のまわりには昆虫たちがたくさん!

ジオラマづくり

作品

作品

 昆虫科学教育館の久留飛先生と一緒に、"昆虫たちと一緒に地球温暖化に適応していく街"のジオラマを画用紙やセミの抜け殻、小枝などを使って作りました。


□チラシはこちら([PDFファイル/1.17MB]

 

○泉州地域 【イベントは終了しました】

災害に備えよう「あなたは、そのとき、どうしますか?」 

■日時  令和元年11月10日(日曜日) 11時00分から15時00分まで

■場所  フレスポしんかな 2階特設会場
      (堺市北区新金岡町5-1-1)

■内容  身近なもので災害時に備える方法をワークショップで体験!
 
■協力  NPO法人エコサイクルネットワーク、公益財団法人公害地域再生センター、昆虫科学教育館、大和リース株式会社、一般社団法人ふろしき研究会、NPO法人リアルにブルーアースおおさか (50音順)

■当日の様子

ワークショップの様子

新聞紙で作ったテント

新聞紙で作ったスリッパ

 地球温暖化は短時間豪雨の増加などに影響があるといわれています。
 いざというとき、あなたは、家族は、どのように備えますか?ワークショップで前日までの備えや災害時のシュミレーションをしました。
 昨年の台風21号で実際に数日間停電を経験された方もおられ、事前準備の大切さを改めて実感できるワークショップになりました。

 骨組みも屋根もすべて新聞紙のテントです。大人でも屈んで入ることができます。
 災害時にはトイレや着替えなどの、小さなプライベート空間の確保ができます。

 新聞紙はスリッパとしても活用できます。避難所内でのちょっとした移動でも大活躍です。

いざというときに備えるグッズ

ふろしき

スナック菓子で非常食

 災害に備えて何を準備したらよいのでしょうか。備蓄用の食料や飲料、非常用のトイレなど、様々なグッズを展示し、ご自宅での備えの参考にしていただきました。

 災害時だけではなく、エコバッグとして日常的に活用できるふろしき。リュックにすれば両手が使えて便利です。
 撥水加工のふろしきなら水も運べます!

 スナック菓子にお湯を注いで非常食!
 お湯を加えることでより満腹感が得られました。

□チラシはこちら([PDFファイル/1.58MB]

○中部地域 【イベントは終了しました】

都市の災害に備えよう!

■日時  令和元年11月17日(日曜日) 11時00分から15時00分まで

■場所  浪速区民センター
      (大阪市浪速区稲荷2-4-3)

■内容  都市での災害の備えについて、またいろいろな地球温暖化への「適応」について、
       紙芝居や展示、クイズ、クラフトなどで楽しく学ぼう!

■協力  公益財団法人公害地域再生センター、昆虫科学教育館、菅原春秋堂、合同会社にしもく、NPO法人リアルにブルーアースおおさか (50音順)

■当日の様子

温暖化「適応」かみしばい

クイズで学ぼう!温暖化「適応」 

いざというときに備えるグッズ

 「適応」とはなんだろう?
 紙芝居で地球温暖化への「適応」とは何かみんなで学びました。

 地球温暖化で短時間豪雨などが増加すると、都市部では地下街への浸水など水害発生のリスクが高まります。
 災害への備えについてのクイズをみんなで考えました! 
 みなさんのご家庭にも非常用持ち出しかばんなどの備えはありますか?
 いざというときのために常に備えておきましょう。

暑さについて考えるクイズ

からだを暖めるたべもの・冷やすたべもの

ソーラーキーホルダー

 都市部では地球温暖化に加え、ヒートアイランド現象によりさらに暑さが増しています。
 暑さ対策に関するクイズに挑戦していただきました。

 食べ物には体をあたためたり、冷やしたりする効果があるものがあります。
 写真の左側は体をあたためるたべもの、右側は冷やすたべものです。
 たべものの効果を活かして「適応」しましょう!

 ソーラーキーホルダーをデコレーションしました!光があればライトが点灯します。

□チラシはこちら([PDFファイル/1.87MB]

○南河内地域 【イベントは終了しました】

なにわの伝統野菜が教えてくれること

■日時      令和元年11月24日(日曜日) 10時00分から12時30分まで

■場所    なにわの伝統野菜栽培農家(河南町)

■内容      なにわの伝統野菜の収穫体験と試食を楽しみ、温暖化への「適応」を一緒に学ぼう!

■協力        NPO法人シニア自然大学校なにわの伝統野菜研究会、篤農家 阪上勝彦氏、道の駅かなん(50音順)

■当日の様子

おおさか気候変動「適応」ハンドブックの説明阪上氏のおはなし

天王寺かぶら

 気候変動への「適応」について「おおさか気候変動『適応』ハンドブック」を用いて学びました。
 「適応」とは、ゴーヤなどの「みどりのカーテン」などの夏を涼しく過ごす工夫や自然災害への備えなど、日常生活で取組めることがたくさんあります。

 篤農家 阪上氏に地球温暖化が影響しているのではないかとみられる農作物への影響や、それに対する工夫をお話しいただきました。
 農作物が長雨で収穫前に腐ったり、反対に20日間以上も雨が降らない日が続き水不足になったりと、昔と気候が変わってきたことを顕著に感じておられました。種まきの時期などを工夫して栽培されておられます。

 収穫した天王寺かぶらが数個、土の中で割れてしまっていました。阪上氏は高温が一因となっているではないかとおっしゃっていました。

収穫体験

試食の様子

「わたし」がしている「適応」について発表

 なにわの伝統野菜や今が旬の野菜の収穫体験をしました。

 なにわの伝統野菜を使ったお味噌汁やお漬物などを試食しました。新鮮な旬の野菜を堪能しました。

 参加者のみなさんに、日々の生活の中で取組んでおられる「適応」について発表していただきました。
 ベランダへの打ち水や厚手のカーテンを使って日光を遮るなど、様々な「適応」の取組みをされていました。

□チラシはこちら([PDFファイル/2.4MB]

○全地域共通

■主催     大阪府

■企画・運営  特定非営利活動法人イー・ビーイング

このページの作成所属
環境農林水産部 脱炭素・エネルギー政策課 気候変動緩和・適応策推進グループ

ここまで本文です。


ホーム > 環境・リサイクル > 地球環境 > 地球環境事業のご案内 > 環境NPO等と協働した地域での「適応」に関する啓発活動(令和元年度)