平成23年度大阪府統計年鑑 第３章　人口（解説）

平成23年度大阪府統計年鑑

概況

　大阪府の人口(平成23年10月１日)は886万5448人で、世帯数(平成23年10月１日)は、386万3971世帯である。
　1世帯当たり人員は前年より0.02人減少し、2.29人となった。

転入と転出

年齢構造

労働力人口

　平成17年国勢調査（平成22年国勢調査結果2次集計結果は平成24年4月公表予定）による労働力人口状態をみると、15歳以上人口754万7776人のうち、労働力人口(就業者+完全失業者)は432万6711人であった。
　一方、経済活動に従事していない家事従事者、通学者、老齢者などの非労働人口は291万7326人であった。

人口動態

 　大阪府の出生率の推移をみると、第２次世界大戦直後の昭和22年から24年頃までは、人口千人に対して30前後の高い率を示していたが、その後は低下を続け、32年に15.2とそれまでの最低を記録した。翌33年から上昇に向かい、42年には、23.2となり、以後、横ばいの状態が続いていたが、47年からは再び低下傾向を示している。
　平成22年の大阪府における出生数は7万5080人、出生率（人口千対）は8.6となっている。
　平成22年の大阪府における死亡数は、7万6556人、死亡率(人口千対)は8.8となっている。
　また、平成22年の大阪府における死産数は、1907胎(出産千対の死産率24.8)、婚姻件数は5万1242件(人口千対の婚姻率5.9)、離婚件数は2万752件(人口千対の離婚率2.39)となっている。
　次に、平成22年簡易生命表（厚生労働省作成）によると、日本人の平均寿命は、男子は79.64年で前年に比べ0.05年上回り、一方、女子は86.39年で前年に比べ0.05年下回った。
　これを国際的にみると、国により生命表の作成基礎期間が異なるため、厳密な比較はできないが、平均寿命が高い順に並べると、男性は、スイス79.8年、イスラエル79.7年、日本79.64年、スウェーデン79.53年、アイスランド79.5年、そして、女性は、日本86.39年、フランス84.8年、スペイン84.56年、スイス84.4年、シンガポール84.1年となり、男女とも日本の平均寿命は長く、世界のトップグループに入っているといえる。
　なお、全国的にみると、大阪府の平均寿命は平成17年都道府県別生命表(厚生労働省作成)から、男性78.21年、女性85.20年で47都道府県中(全国男子78.79年、女子85.75年)男子36位、女子44位となっている。