平成11年度大阪府統計年鑑 第24章 災害及び事故(解説)

更新日:2013年2月12日

平成11年度大阪府統計年鑑

水稲被害

 平成10年における府下の水稲被害の概況は、被害面積9630ha、被害量4460t、被害率14.2%で、前年に比べ被害面積で3450ha(55.8%)の増加、被害量では2100t(89.0%)の増加となった。

労働災害

 平成10年における府下の労働災害による死傷者数は、死者が97人、負傷者(休業4日以上)と合わせて1万2658人で、前年より604人の減少となった。
 産業別にみると、製造業での死傷者が4014人で全体の31.7%を占め最も多く、以下、建設業2486人(構成比19.6%)、陸上貨物運送業1696人(同13.4%)の順となっている。最も多い製造業の中では、鉄鋼業・非鉄金属精錬業・金属製品製造業が1555人と大きな割合を占めている。

火災

 平成10年における府下の火災件数は、前年より276件減少し、3624件(前年比7.1%減)、死傷者は57人減少し729人(同7.3%減)となっており、損害額は36億5280万円減少の73億9730万円(同33.1%減)であった。
 月別では、3月の412件(構成比11.4%)が最も多く、次いで、12月の341件(同9.4%)の順になっている。
 地域別では、大阪市地域が1392件(構成比38.4%)で最も多く、次いで泉北地域509件(同14.0%)、北河内地域437件(同12.1%)となった。
 発火源別にみると、「たばこ・マッチ」が前年と比べ148件減少し1475件(前年比9.1%減)で最も多く全体の40.7%を占め、次いで、「都市・プロパンガス関係」が8件増加し507件(前年比1.6%増、構成比14.0%)となっている。
 また、平成10年度末現在の府内の防火対象物数は、前年より2363棟(1.0%)増加し23万9410棟となった。

上へ戻る 

交通事故

 平成10年における府下の交通事故発生件数は、5万6478件(前年比2.3%増)、死者394人(同2.6%増)、負傷者6万7551人(同4.8%増)となった。
 事故発生の主原因者となった第一当事者別では、車両関係5万5695件、歩行者389件、不明394件となっている。
 このうち車両関係を車種別にみると、普通乗用車が3万1460件と56.5%を占め最も多く、以下、普通貨物自動車7881件(構成比14.2%)、軽貨物自動車5384件(同9.7%)、原付(50cc 以下)3907件(同7.0%)、軽自動車3461件(同6.2%)の順となっている。また、法令違反別にみると、安全不確認2万1965件(構成比39.4%)、前方不注意1万747件(同19.3%)、動静不注視5670件(同10.2%)の順となっている。
 一方、歩行者関係の事故件数は、第一当事者及び第二当事者合わせて5140件で、死者131人、負傷者5164人となっており、横断中の事故が3395件と全体の66.1%を占めている。
 なお、全国の交通事故発生件数は、80万3878件(前年比3.0%増)でこれを都道府県別にみると、東京都の6万3873件(構成比7.9%)が最も多く、以下、神奈川県6万829件(同7.6%)、大阪府5万6475件(同7.0%)の順となっている。

このページの作成所属
総務部 統計課 分析・利活用促進グループ

ここまで本文です。


ホーム > 大阪府統計年鑑 > 平成11年度大阪府統計年鑑 第24章 災害及び事故(解説)