平成11年度大阪府統計年鑑 第20章　文化（解説）

　ここにいう図書館とは、図書館法に基づいて設置された公共図書館（学校図書館を除く）のうち、地方公共団体の設置する公立図書館をいい、私立図書館は含まれていない。
　平成１０年度末現在の府下の図書館数(分館を含むが分室は含まない)は122館である。
　これを設置者別にみると、府立２館、大阪市立24館、その他の市立92館、町立４館となっている。
　これらの図書館に所蔵されている図書冊数は1692万9355冊で、うち一般用図書が1227万1681冊(構成比72.5%)、児童用図書が442万9485冊(同27. 0%)となっている。
　次に、貸出状況をみると、10年度中に貸出された冊数は、4178万9305冊であった。
　また、貸出登録者数は、前年度に比べ６万4549人（3. 2％）増加し、203万7255人となった。

　宗教法人とは、神道系、仏教系、キリスト教系、諸教等の神社、寺院、教会、その他の教団等で宗教法人法によって設立された法人をいい、府下の大阪府知事所轄宗教法人総数(平成10年度末現在)は6070法人で、前年度より、49法人(0.8％)減少した。
　これを系統別にみると、神道系が３法人減の1053法人(構成比17. 3%)、仏教系が４法人減の3374法人(同55. 6%)、キリスト教系が３法人減の238法人で、諸教は17法人減の17法人減の1405法人（同23. 1%）となっている。
　次に、宗教法人数を市町村別にみると、大阪市が2215 法人（構成比36.5%）で最も多く､以下､堺市463法人（同7. 6％）、東大阪市435法人（同7. 2%）と続き、この３市で全法人数の51.3%を占めている。

　公立の社会体育・スポーツ施設数(平成10年10月1日現在)は、854所である。
　内訳をみると、運動広場が192所（構成比22. 5％）と最も多く、以下、テニスコート166所(同19. 4%)、水泳プール110所（同12. 9%）、体育館124所(同14.5％)、野球場82所（同9. 6％）、野外活動・キャンプ場・宿泊施設71所（同8.3%）、その他の施設50所(同5.9%)となっている。

　興行場法に基づく許可施設数(平成10年末現在)は243所で、前年に比べ４所増加した。
　市町村別にみると、大阪市が172所で全体の70. 8%を占め、東大阪市12所、堺市が10所、吹田市が11所となっている。
　また、種類別にみると、映画館が112所、その他の施設が118所(前年より４所増)、スポーツ施設が13所となっている。