令和6年3月8日 難波センター街商店街振興組合 大阪市中央区
南海電車・近鉄・大阪メトロのなんば駅からすぐに位置する、難波センター街商店街。国内外の観光客だけでなく、近隣の学校に通う留学生や専門学校生も多く、若者の来街者も多い商店街です。
同商店街は、そんな国際色豊かな商店街の魅力を世界に発信し、街にさらなるにぎわいをもたらすべく、大阪府の令和5年度モデル創出事業を活用して、SNSを利用した動画配信や、多言語対応のデジタルスタンプラリーにチャレンジしました。
商店街と地元専門学校「バンタンデザイン研究所」の学生、「エール学園」の外国人留学生、制作会社の4者が連携して、同商店街の老舗料理店の紹介動画や、商店街のプロモーションムービーを制作。YouTube、Instagram、TikTokへ投稿し、商店街の魅力を広く発信しました。順次公開した動画へのアクセスは日本からのものが多かったのですが、一部、アメリカや南米からのアクセスも確認できたとのこと。
また、多言語(英語・韓国語)対応のデジタルスタンプラリーを、令和5年9月22日(金曜日)から10月31日(火曜日)まで開催し、商店街の店舗周遊を促進。3店舗以上回遊した方には抽選で、商店街店舗の商品券等を贈呈し、顧客増加に繋がるように工夫しました。
デジタルスタンプラリー開催中の令和5年9月30日(土曜日)から10月1日(日曜日)には、地元で学ぶ外国人留学生と一緒に、大阪府内にある各都道府県事務所(宮城、群馬、栃木、広島、鹿児島)と連携して地域物産展も開催しました。いずれもアニメにゆかりのある地で、外国の方にも興味を持ってもらいやすいように、名産品だけでなくアニメグッズなどの販売も行われました。
難波センター街商店街振興組合 事務局員 鈴木香代子さんは「翻訳も留学生らの助言で分かりやすくなり、動画制作でも若者や留学生たちの意見が参考になりました。商店街のお客さまからも『見たよ』という声も多く聞き、喜んでもらえている。」と振り返ります。
ショート動画を作成した際の打合せでは、動画の内容や発信媒体について学生から積極的な発言が多く、打合せ後もLINEを使って進行しており、その様子にも刺激を受けたそうです。
同商店街は今後も、ミナミ全体の新しいにぎわいづくりに貢献していく予定です。令和6年2月1日(木曜日)から29日(木曜日)には「3商店街合同企画 なんばスタンプラリー」を実施。前回のデジタルスタンプラリーと同じく、ICTの仕組みを活用し近隣の2商店街(難波センター街商店街振興組合・ミナミ千日前商店会・なんば南海通商店会)で拡大開催する予定です。
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(左側)デジタルスタンプラリーのチラシ
(中央)スタンプラリー画面
(右側)SNSで公開された動画
このページの作成所属
商工労働部 中小企業支援室商業振興課 商業振興グループ
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