人と人がつながる未来 描き彩る「つながる、ぬりえ展」

更新日:2024年3月8日

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令和6年3月8日 天神橋三丁目商店街振興組合 大阪市北区
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 「日本一長い商店街」として知られる天神橋筋商店街。天神橋一丁目から天神橋七丁目にかけて、全長約2.6kmが南北に延びています。「天満の天神さん」として親しまれてきた「大阪天満宮」のお膝元で、昔から門前町として栄えてきました。
 そんな商店街の三丁目エリアにある天神橋三丁目商店街では、年に2度ほど「つながる、ぬりえ展」を開催しています。

 同イベントは、誰かが描いた絵に、別の誰かが色を付けて一つの作品を作り上げるというイベントです。新型コロナウイルス感染症の拡大によりイベントを中止せざるを得なくなり、お客さんたちとのつながりが途絶えてしまうことを危惧し、従来のイベントに代わる交流手段をと思案しているときに「つながる、ぬりえ展」の存在を知ったことから、同商店街でも令和3年から開催されるようになりました。
 6回目となる今回は、令和5年12月2日(土曜日)から8日(金曜日)までの1週間に開催。前回までは商店街の「天三おかげ館」というフリースペースで開催していましたが、今回は初めて読売新聞大阪本社の1階を会場に、作品展示や、初日にはオンライン交流ミーティングなどが行われました。

 回を重ねるごとに参加団体、協力団体が増え、大阪公立大学経済学部・松本ゼミの全面バックアップや、読売新聞大阪本社が協力したことで実現しました。特に松本ゼミには、準備段階より運営会議に参加してもらい、若者ならではの企画を打ち出してもらったことや、特にオンライン交流会のデジタル運用面で支援を受けたことで、イベント全体を通して協力関係を結ぶことができた。
 当日の会場内には作品が並び、交流ミーティングでは、大阪の会場からはプロの漫画家や松本ゼミの学生らが参加し、徳島県牟岐町や高齢者施設の方などがオンラインで参加しました。

 下絵制作は初参加の12団体を含めた16団体で、大阪市内の小学校をはじめ、和歌山や徳島、鹿児島、さらにはアメリカ、オーストラリアなど海外からも力作が届きました。
 色付けには、大阪府内の高齢者施設など12団体が参加。ぬりえには脳を活性させる効果があるため、高齢者のリハビリに最適ということもあり、高齢者施設の参加者に好評です。加えて、直接会うことができなくても、子どもたちが描いた下絵に色を付ける作業や、オンラインでの交流はとても心を癒やすもののようです。

 天神橋三丁目商店街振興組合の築部健二理事長は「コストや設備の面でも、比較的挑戦しやすい取り組みです。興味を持っていただける団体さんも増えてきました。もっとたくさんの人たちに『つながる、ぬりえ展』を知ってもらい、気軽に参加していただきたいですね。うちの商店街に限らず、全国でたくさんの交流が生まれるようになれば」と語ります。
 同商店街では、今後も年に2回ほどの開催を予定。商店街中心の活動から、さらに広い地域に向けて、少しずつでも「人と人がつながれる」素晴らしい機会を広げていく活動を続けていきます。

天神橋三丁目商店街振興組合の公式HPはこちら(外部サイトを別ウインドウで開きます)

「つながる、ぬりえ展」告知チラシ オンライン交流ミーティングの様子
(左側)「つながる、ぬりえ展」告知チラシ
(右側)オンライン交流ミーティングの様子

読売新聞大阪本社1階に掲示された作品 下絵に色を付ける子ども
(左側)読売新聞大阪本社1階に掲示された作品
(右側)下絵に色を付ける子ども

            

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このページの作成所属
商工労働部 中小企業支援室商業振興課 商業振興グループ

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