デジタルも!アナログも!ハイブリット抽選会でICTに追い風<モデル創出事業>

更新日:2024年3月8日

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令和6年3月8日 島本町商業協同組合 島本センター 三島郡島本町
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 阪急梅田駅から約30分、阪急京都本線・水無瀬駅に直結する島本町商業協同組合(以下、島本センター)。同商店街の綿島光一理事長は、「島本は大阪市内にも京都市内にも好アクセスで便利な位置にありながら自然豊かな街。都会と田舎の両方の良さを持った地域なんです」と島本の魅力を語ってくれました。最近はマンションの新規開発も進み、子育て世代も暮らしやすい絶好の場所とのこと。そんなエリアに位置する島本センターでは、現在、情報発信のデジタル化が着々と進められています。

 これまで実施してきた抽選会では、告知チラシも抽選券も紙のアナログ対応でしたが、令和5年12月7日(木曜日)から12日(火曜日)に開催された「ガラポン抽選会」では、商店街公式LINEを活用したデジタル抽選券を導入しました。しかし常連客の中にはデジタルに不慣れな方もいるため、取り残されてしまう人がでないように、いきなり全面デジタル化にはせず、紙ベースの抽選券も残すハイブリッド対応とすることで徐々に浸透を図ることとしました。

 さらに、情報発信の面では、従来の紙媒体での折込チラシに加えて、Instagramでの広告にも力を入れました。広告のターゲット設定に試行錯誤を重ね、反応が良く来客につながりそうな層に対し重点的に広告を打ち出しつつ、公式LINEの友達登録によるクーポン配布なども行いました。
 このアナログ・デジタルのハイブリット型作戦が見事に功を奏し、来場者数は、令和4年の約900人から、令和5年は約1,600人と大きく増加しました。またLINE登録者数は、抽選会前と比較して2倍以上の約600人まで増える嬉しい結果に。Instagram広告の効果もあり若い世代の新規来街者も増えたそうです。綿島理事長は「登録者には若い世代から90代のお客様までいます。LINEなどは仕組み自体はシンプルなので、今回をきっかけに慣れていただき、年齢の壁を超えて登録してもらえてよかった」と喜びを語ってくれました。

 今回の抽選会では牛肉や旅行券、カタログギフトなどの豪華賞品のほか、「しめ縄づくり体験」や「フラワーアレジメント体験」といった体験型ギフトも贈られました。講師は、同商店街内の生花店です。「抽選会をきっかけに島本センターを知った方々とお店が繋がる場をつくりたかった」と綿島理事長は思いを明かしてくれました。参加者からも、「今までは通り過ぎていただけで、こんなに素敵な花屋と店主さんが存在していると知らなかった。今後も通いたい」と非常に好評でした。
 綿島理事長は、「島本センター全体がにぎわってこそ、個々の店舗も潤います。デジタルを通じたPRを継続するとともに、それに協力する店舗も増やしていけたら」と島本センターの挑戦は続きます。

ガラポン大抽選会チラシ
ガラポン大抽選会チラシ(右下には抽選券付き)

ガラポン抽選会の様子 フラワーアレンジメント体験の様子
(左側)ガラポン抽選会の様子
(右側)フラワーアレンジメント体験の様子

        

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このページの作成所属
商工労働部 中小企業支援室商業振興課 商業振興グループ

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