がもよんの新たな風物詩「城東アーケードフェスタ」<モデル創出事業>

更新日:2023年11月29日

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令和5年11月29日 城東商店街振興組合・城東中央商店会 大阪市城東区
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 「がもよん」の愛称で知られる大阪市城東区の蒲生四丁目。この街に軒を連ねる城東商店街振興組合・城東中央商店会は、昭和の面影を残す親しみやすい雰囲気の商店街です。
 そんな同商店街で令和5年9月9日(土曜日)、「城東アーケードフェスタ」が開催されました。「がもよん」の魅力を存分に楽しんでもらうため、趣向を凝らしたイベントが行われました。そのひとつが、駐車場スペースを活用した「おしゃれ屋台」。商店街や近隣エリアの店舗から出店してもらい、綿菓子やかき氷、唐揚げにクラフトビールなど手軽に食べ歩きできるフードやドリンクの屋台が並びました。なかには、スナック・カフェバーのお店からドリップコーヒーとスコーンの屋台も出るなど、その名のとおり「おしゃれ」な屋台イベントとなりました。
 また、商店街カ所にステージが設けられ、さまざまな催しが行われました。オープニングセレモニーとしてトロンボーンの演奏が行われたほか、地元のフラダンス教室がフラダンスを披露しました。観客もステージに上がり一緒に踊り、会場の雰囲気がいっそう華やいだものになりました。さらに、地元の神社で行われているだんじり囃子と龍踊りの披露もあり、地域の文化や歴史も感じられるステージとなりました。

 アーケードフェスタと同時開催で「土曜夜市」も行われました。30年以上の歴史を持つこのイベントでもさまざまな屋台が出店。大人から子どもまでたくさんの人でにぎわい、商店街が人でいっぱいになるほどでした。土曜夜市の屋台は、地元の小学校のPTAや同窓会、青少年指導員といった方々がボランティアで運営され、子どもたちに楽しんでもらうために一役買っていました。

 イベント開催に際し、大阪工業大学建築学科・吉田特任教授の研究室と連携し、大学生たちから会場の飾りつけや混雑緩和策に関するさまざまなアイデアが寄せられました。おしゃれ屋台の会場では、色とりどりの提灯が浮かび、明るくおしゃれな雰囲気を演出。同時開催の「土曜夜市」では、屋台がどこにあるか分かりやすくするため、風船をつけたのぼりをアーケードの柱に取りつけたり、アドバルーンのように飛ばしたりする工夫も施されました。風船は、最後に訪れた子どもたちにプレゼントされ、とても喜ばれていました。

 「がもよん」には新しく引っ越してくる住民も数多くいるため、イベントをきっかけに商店街に来てもらおうと、割引クーポンがついたチラシを各戸にポスティングし、イベントをPRしました。イベント時だけでなく商店街のお店でも使えるクーポンで、「商店街の集客につなげることができた」と城東商店街振興組合の塚田博美理事長は話していました。さらに、通信アプリLINEのクーポンも発行し、イベント時に200人ほどが新たにお友だち登録してくれました。
 「お客さんからの評判がとても良く、しんどい思いもしたが報われた。商店街の宣伝にもなり、やりがいがあった」と塚田理事長。初めての試みとなったアーケードフェスタと土曜夜市の同時開催は大成功に終わりました。商店街では来年以降の開催も予定しており、さらに街を盛り上げていくイベントに育っていくことが期待されます。


城東商店街・城東中央商店会の公式HPはこちら(外部サイトを別ウインドウで開きます)


「城東アーケードフェスタ」の告知チラシ
「城東アーケードフェスタ」の告知チラシ


ステージで披露されたフラダンスの様子
ステージで披露されたフラダンスの様子

おしゃれ屋台を彩るカラフルな提灯  屋台をPRするため、風船をつけたのぼりも作成
(左側)おしゃれ屋台を彩るカラフルな提灯
(右側)屋台をPRするため、風船をつけたのぼりも作成

若者らしい発想で盛り上げに一役買った大阪工業大学の学生たち
若者らしい発想で盛り上げに一役買った大阪工業大学の学生たち 

 

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このページの作成所属
商工労働部 中小企業支援室商業振興課 商業振興グループ

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