国事業を活用し、商店街の魅力・価値向上をめざすワークショップを実施

更新日:2023年11月29日

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令和5年11月29日 北助松商店街振興組合 泉大津市・高石市
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 南海本線北助松駅の駅前から東へ、約600m続く北助松商店街。通勤や通学に欠かせない駅への動線としてにぎわい、「スマイルロードきたすけ」の愛称で親しまれています。
 
同商店街は、地域の魅力と価値向上をめざしており、令和5年度、中小企業庁による「商店街等における課題解決のための専門家派遣及びワークショップ」(令和5年度外部人材活用・地域人材育成事業)に採択されました。
 
同事業は、地域の商店街等が抱える課題を解決し、当該地域の魅力・価値向上を図り、持続可能な地域に変革したいという想いを持つ商店街等を対象に、ワークショップ事務局が専門家の派遣及びワークショップの開催を通じ、参加者が今後の取り組みの方向性を検討し、課題解決に必要なノウハウを指導することで、持続可能な地域となるための自立的・継続的な取り組みを促進しています。

 
まずは、専門家2名によるヒアリングを令和5年7月26日(水曜日)に実施。エントリーシートをもとに、商店街が抱える課題を確認しました。
 
その後、第1回ワークショップが8月29日(火曜日)・30日(水曜日)に開催され、中小企業庁より委託された専門家3名をはじめ、北助松商店街、泉大津市、高石市、泉大津商工会議所、泉大津市議員、助松神社、近畿経済産業局、中小企業庁等の担当者が、現地及びリモートで参加しました。
 
初日は商店街の現状と課題を確認し、2日目は実際に商店街を歩き、実現したいことを付箋に書き出して発表することに。地域住民が集まれるフリースペースの確保、学生の誘客促進など、さまざまな意見が挙がりました。また、「ハッピーロード尾山台」(東京都・世田谷区)の担当者による、地域づくり事例の紹介もありました。
 
第2回ワークショップは10月2日(月曜日)・3日(火曜日)に開催。「コミュニティ・カフェEMANON」(福島県・白河市)の担当者から、高校生が利用しやすいような仕組みづくりなど、実例を学ぶ機会となりました。
 
第3回ワークショップは、11月6日(月曜日)・7日(火曜日)開催で、南出賢一泉大津市長の参加もあり、組合員だけでなく地域住民と共に推進する取組みについてディスカッションが行われました。話し合いの内容を基に、地元の助松神社を軸にした「布引プロジェクト」を有志で発足し、毎月1日のお参りと商店街のイベントを掛け合わせた「おついたちキャンペーン」企画も計画しています。

 
「ワークショップを通してさまざまな考えを知り、実例を学ぶことで刺激を受け、自分たちにもできると実感しています」と話す、北助松商店街振興組合の松尾美砂子理事長。
 
課題のひとつである「集える場所がほしい」という要望に応え、さっそく自身の店舗前にベンチを設置したところ、地域住民が気軽にひと休みをする場となり、会話のきっかけも生まれているそうです。さらに、店舗の2階をコミュニティスペースとしてリノベーションする計画も進行中。近隣住民の積極的な手伝いもあり、完成後は子育て世代の集いやワークショップなど、さまざまな活用をめざしています。
 
商店街が地域の方と共に新しいことに挑戦し、魅力ある持続可能な商店街にしていきたいという目標を掲げており、今後も商店街の活動が期待されます。


北助松商店街のHPはこちら(外部サイトを別ウインドウで開きます)


助松神社を会場にワークショップを実施 実現したいプランを付箋に書き出し、参加者で共有しました
(左側)助松神社を会場にワークショップを実施
(右側)
実現したいプランを付箋に書き出し、参加者で共有しました

カラフルにペインティングされたベンチ 北助松商店街振興組合の松尾美砂子理事長
(左側)カラフルにペインティングされたベンチ。近隣住民がひと息つける場所になっています
(右側)北助松商店街振興組合の松尾美砂子理事長

 

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このページの作成所属
商工労働部 中小企業支援室商業振興課 商業振興グループ

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