ＩＣＴ活用でお客様ともっと身近な存在に

令和５年９月２８日　ジョルノ営業者会　堺市堺区



　南海高野線　堺東駅に直結する商業施設「ジョルノ」は、令和３年４月３日に２回目の再開発を経て、新たに誕生しました。駅から屋根付きデッキを使えば、雨の日でも濡れずに来館できる便利な場所にあり、市役所にもスムーズに移動できます。前身である旧ジョルノビルの時代から堺東の中心地として人々に親しまれており、建物内には飲食・ファッションのほか、子どもたちが無料で遊べる広場やパスポートセンター、図書カウンターなど様々な施設を備え、ファミリー層の方だけではなく、幅広い年齢層の方が気軽に訪れています。

　「ご来店された方々にお得な情報をお届けしたい。」その手段としてジョルノが注目したのはICT活用でした。イベント情報やクーポンなどを手間なくダイレクトに届け、利用者にジョルノをもっと好きになってもらうために、ジョルノで働く人々が知恵を出し合ってICT活用イベントを作り上げました。
　そして、令和５年８月１日（火曜日）から３１日（木曜日）まで、ジョルノでは３回目のICT活用イベント「スマホde冒険クイズラリー」を開催しました。
　今回のクイズラリーは、夏休み期間のため、お子様により楽しんでいただけるように冒険仕様にしました。期間中にジョルノ公式LINEアカウントにお友だち登録をしていると、トーク画面に問題アイコンが出現。全部で３つの問題を解くには、ジョルノの地下１階から３階までのどこかに隠されたヒントが必要で、解いた答えをLINEのトーク画面に送信します。
　正解すると、ジョルノ館内で使える商品引換券を先着１００名様が獲得できます。クイズと景品は１０日ごとに更新され、期間内に３つのお宝をすべて獲得された方には完答賞として、ジョルノで使える商品券５００円分を用意。景品の引換券はLINEで受け取り、期限中の好きなタイミングで使えます。全てのお宝を獲得すべく、ヒントを求めて探索されるお客様の姿で館内はとてもにぎわい、問題が更新されるたび探索しに来る様子も多く見られました。

　同イベントは、初回は令和５年１月に、２回目はジョルノ２周年祭に合わせて、それぞれ２日間のみ実施したのですが、今回は夏休みということもあり、思い切って期間を１ヶ月と長く設定。初の試みでしたが、クイズを更新するという工夫でお客様を飽きさせず、何度も訪れていただけるきっかけづくりにも成功。
　過去のイベントで課題となった、ヒントが見つけにくいという点は、イーゼルを使って立体的にし、気付きやすく、お子様にもよく見えるようにしました。「問題が難しい」という意見には、回ごとに話し合っては調整を重ね、ヒントの前で立ち止まっている方を見かけた際には店舗スタッフの方から積極的に声かけをしてお手伝いをするように工夫しました。
　同会の関係者は「こうした交流で、お店とお客様との距離が近くなり、散歩がてら立ち寄っていただけるような親しみやすいお店づくりに一歩ずつ近づいていきたい」と意気込んでいます。

　今回のイベントを経て、ジョルノのLINEお友だち登録者数は令和５年９月１２日現在で９００人を超えています。ジョルノでは毎月、公式LINEでお友だち登録をしている方に、館内で利用できるクーポンや館内のイベント情報をお届けしています。
　このイベントをきっかけに登録した方に引き続きジョルノで過ごす時間を楽しんでいただけるよう、今後もICTを用いた企画を提案していく予定です。

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イベント「スマホde冒険クイズラリー」のポスター

ファミリー層でにぎわう１階

　
（左側）クイズは館内のいたる所に隠されました
（右側）わかりやすくヒントも設置されました