南石堂町商店街×大学生×高校生 三者連携が生んだまち歩きイベント

更新日:2023年9月21日

LINE

令和5年9月21日 南石堂町商店街振興組合 長野県長野市
LINE


 JR長野駅善光寺口に近接し、善光寺の参道にも沿う南石堂町商店街。飲食業と美容院が多いのが特徴で、特に飲食業では大手チェーン店はほとんどなく、地元の若手経営者が特徴ある店舗運営を行っています。

 
そんな南石堂町商店街で令和4年5月に、デジタルを活用したまち歩きイベントが実施されました。
 
南石堂町商店街振興組合の事務局長兼まちづくり担当である宮下佳隆さんは、かねてより商店街の人通りの減少や客層の高齢化を危惧しており、女性や若い世代にも訪れてもらうためにはどうすればいいのかと頭を悩ませていたといいます。さらに、コロナ禍で多くの人を集めるイベントが開催しづらいなかで、商店街に来てもらう方策として、スマートフォンを使ったまち歩きイベントを思いついたそうです。

 
このイベントの実現に大きく貢献したのが、地元の大学生と高校生たちでした。地域の課題解決にITを活用する研究を行っている清泉女学院大学の専任講師、榊原直樹さんが土台となるシステムを構築。榊原さんのゼミに所属する学生たちが、謎解きをしながらまちを回るというプランを考案しました。一方、謎解きクイズの制作は長野県長野高校クイズ研究会のメンバーが担当。同研究会は以前から南石堂町商店街が活動を応援し、ともに地域活性化に取り組んできた縁があり、今回の協力が実現しました。

 
善光寺の7年に1度の御開帳に合わせて行われたこのイベントは、スマートフォンで2次元コードを読み込み、画面に表示された謎を解きながら商店街を巡るというもの。一人でも楽しめるため、密にならずコロナ禍にも対応したイベントになりました。参加者からは「普段通らない道で新しいお店を発見できた」「運動がてら楽しめた」などの感想が寄せられたそうです。

 
さらに令和5年7月28日(金曜日)から8月27日(日曜日)には、まち歩きイベントの第2弾を実施。昨年同様、学生や生徒たちが企画立案に参加し、「宝探し」と「謎解き」の2本立てで行われました。
 
「世代によってスマートフォンの操作に不慣れな人もいるため、今後はデジタルによらない方法と両立させるなどしてより多くの人が参加できるようにしたい。南石堂町商店街だけでなく、他のまちや行政などとも連携したまち歩きイベントが開催できれば」と、宮下さんはこれからの展望を意欲的に語っていました。


南石堂町商店街振興組合のHPはこちら(外部サイトを別ウインドウで開きます)

 

昨年行われたまち歩きイベント第1弾の参加方法 イベント第1弾で使用された、2次元コードを読み込むと表示されるスマートフォンの画面
(左側)昨年行われたまち歩きイベント第1弾の参加方法

(右側)イベント第1弾で使用された、2次元コードを読み込むと表示されるスマートフォンの画面

まち歩きイベント第2弾の告知チラシ
まち歩きイベント第2弾の告知チラシ

今年のイベントの様子。2次元コードを読み込んでまち歩きスタート クリア画面の提示でクリア賞をプレゼント
今年のイベントの様子。2次元コードを読み込んでまち歩きスタート


クリア画面の提示でクリア賞をプレゼント

 

フッター

このページの作成所属
商工労働部 中小企業支援室商業振興課 商業振興グループ

ここまで本文です。


ホーム > みんなで守ろう。おおさか > 南石堂町商店街×大学生×高校生 三者連携が生んだまち歩きイベント