高齢者の買い物にもICTを、バイローカルをめざす茨木ショップタウン

更新日:2023年9月4日

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令和5年9月4日 茨木ショップタウン会 茨木市
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   茨木ショップタウンは、JR茨木駅西口を出てすぐの「茨木駅前ビル」内に位置し、駅から歩道橋を使えばダイレクトにアクセス可能なショッピングスポットです。
 大阪万博が開催された昭和45年に開業。翌年には1、2階中央コンコースにも店舗が導入され現在の基盤となり、以来地域住民の生活を支えてきました。現在は地階から地上2階にかけて、地元野菜を扱う八百屋や、不動産店など個性豊かな約60の店舗が軒を連ねています。

 
同商店街では、令和5年7月3日(月曜日)から5日(水曜日)の3日間、LINEを活用した「七夕まつり抽選会」が開催されました。以前は、12月に抽選会を行っていましたが、季節行事も取り入れて7月に開催。景品には特賞の松阪牛など高級食材のほか、水ナスの漬け物や季節の食材、協力店舗からは、シートマスクやお弁当引換券などが提供されました。はずれなしで各日先着70名に当たるとあって、たくさんの参加者で賑わいを見せました。
 
近年は新型コロナウイルス感染症が広がる中で、従来通りのイベントの開催が難しくなっていました。そんな中、若手店主を中心に地域の活気を取り戻すため、非接触型イベントが開催できるか考えました。そして、非接触型のスタンプラリーを開催したりと、工夫を凝らしてICTを活用したイベントも、今回で3回目となりました。

 
イベントの回数を重ねるごとにLINEのおともだち登録は増え、抽選会では用意する景品を前回の各日50名分から70名分に増やすなど、規模も少しずつ大きくなっています。さらに、7月29日(土曜日)には笑福亭學光さんやお笑い福祉士を招き「みんなで笑おう茨木落語会」を2回にわけて開催。落語に加え、手品や腹話術、楽しく脳の活性化を促す手遊びなどには、100名を超える参加者が楽しいひとときを過ごしました。

 
開業当初から50年以上にわたって営業している店舗もあり、経営者も来店者も高齢化が進んでいます。そこで若い世代の店主たちが、来店頻度の高い高齢のお客様たちにもっと元気に買い物に来てもらえるよう「新しいことを試したい」と発案し、バイローカルの考え方も参考にしながら、参加型のイベントとして落語会を企画。LINEなどのICTを利用することに対して抵抗を感じる層にも、こういった催しを通して、若い世代の店主らが丁寧に使い方を説明するなどし、高齢の利用者の理解も進んでいます。
 
LINEなどのSNSやホームページなどで、マルシェ開催やお買い得情報のお知らせを行っており「高齢の方への告知や周知の難しさがありましたが、現場で直接操作を説明するなどして、少しずつLINE利用者が増えています。今後はさらに各店舗の情報なども発信していければ」と茨木ショップタウン会会長の豊永麻希さんは話します。
 
また、高齢者にとって便利で優しいことはもちろんのこと、今後は地元の立命館大学 大阪いばらきキャンパスの学生らの協力も得て、インスタグラムやYoutubeなどでも情報発信を強化し、若い世代にもアピールして地域の活性化につなげていけるよう、さらなる展開を模索しています。


茨木ショップタウンの公式HPはこちら(外部サイトを別ウインドウで開きます)

茨木ショップタウン会の公式LINEはこちら(外部サイトを別ウインドウで開きます)

七夕まつりポスター
七夕まつりポスター

七夕まつり抽選会の告知看板 7月29日(土曜日)には笑福亭學光さんらを招き落語会が開催されました
(左側)七夕まつり抽選会の告知看板
(右側)
7月29日には笑福亭學光さんらを招き落語会が開催されました


 

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商工労働部 中小企業支援室商業振興課 商業振興グループ

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