令和5年8月4日 三津屋商店街振興組合 大阪市淀川区
阪急神戸線神崎川駅前にある三津屋商店街振興組合(以下、三津屋商店街)は、住宅や工場が混在する地域にあり、下町の雰囲気が残る、地域住民にとって身近な商店街です。近年では、やかんをカーリングのストーンに見立てた新スポーツ「ヤカーリング世界大会」の開催で知名度を上げています。
そんな同商店街では今年も、地域と商店街をつなぐ恒例イベント「みつやどんたく」の開催を、令和5年8月18日(金曜日)から8月20日(日曜日)に予定しています。
「みつやどんたく」のイベントの一つとして実施するのが、7月30日(日曜日)から8月19日(土曜日)まで開催する「三津屋謎解きラリー」。これまでは商店街事務局のメンバーで考案したなぞなぞをメインに実施していました。謎解きラリーは回を重ねるごとにファンが増え、同商店街や各店舗の魅力を知るきかっけとなったという意見も寄せられ、開催を楽しみにしてくれているお客様からは「もっとクオリティの高い謎解きをしたい」という意見が多く上がっていました。一方で、謎解きラリー実施後の継続的な来街者増加につながりにくいという課題もありました。
そこで今回は、大阪府の令和5年度モデル創出事業を活用し、オーダーメイドで脱出ゲーム・謎解きゲームを制作する会社に謎解きの作成を依頼し、そこに同商店街の公式LINEアカウントを連携させた新しい謎解きラリーに挑戦しました。加えて、イベント終了後にも公式LINEを活用して、継続的に商店街情報を発信する予定です。
「謎解きの作成にあたって難しかったのは、難易度の落としどころ」と語るのは事務局の福留小夏さん。親子で解ける難易度を想定していたのですが、最初に制作会社から提示されたのは大人でも頭を抱えるような難しい問題。現在も調整を続けながら、親子で一緒に楽しめる謎解きになるよう、工夫を凝らしているとのことです。
「今回プロと一緒に仕事をさせてもらったおかげで、いろいろな経験が出来た。今後もこのイベントを続けるにあたって、良い勉強になった」と福留さんは話します。
近年、同商店街の周辺地域では新しい住人が増え、今まで商店街に来なかった家族連れがやってくることも増えたと福留さん。謎解きに興味がある若い世代にも参加してもらいたいと期待を寄せます。
「謎解きラリーで商店街を回ってもらい、お気に入りのお店を見つけて、商店街を好きになってもらいたい。そのためにも、今回の経験を今後に活かせるようがんばりたい」と意気込みを語っています。
三津屋商店街のHPはこちら(外部サイトを別ウインドウで開きます)
(左側)みつやどんたく開催のお知らせ
(右側)三津屋謎解きラリー開催のお知らせ
昨年のみつやどんたくの様子
このページの作成所属
商工労働部 中小企業支援室商業振興課 商業振興グループ
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