ＱＲコードやＬＩＮＥ活用で商店街に活気＜モデル創出事業＞

令和５年３月３日　千林商店街振興組合　大阪市旭区


　大阪市旭区にある千林商店街では令和３年度から令和４年度にかけて、ＱＲコードやＬＩＮＥなどのＩＣＴを活用したさまざまな事業に挑戦しました。
　令和３年度にはＱＲコードを活用し、テイクアウトができるお店４６店を掲載した「せんばやし　グルメマップ」、商店街周辺の３７カ所の名所を記した「まち歩きマップ」の２つのマップを作成。コロナ禍で人混みを避ける人が多い中、「マップを使って、個人でまち歩きを楽しめた」「テイクアウトのお店がわかりやすくて便利」など、利用者からの好評の声が多く、掲載店からも「新規のお客さまが増えた」と喜びの声が上がっており、店舗や商店街の認知度アップに貢献しました。

　令和４年度には、商店街のお客さまの多くを占める高齢の方でも使いやすいという理由でＬＩＮＥを活用し、友達登録をしてくれた人に懸賞イベントのヒントを送信したり、歳末にガラポン抽選会の告知を行うなどしました。今までは、折り込みチラシや個人宅へのポスティングで近隣の方へ通知していましたが、ＬＩＮＥを使うことでよりダイレクトに、必要としているお客様に情報を届けられるようになり、今では友達登録者数は２，０００人以上。今までより幅広い層と商店街をつなげることができたとのことです。

　こういったデジタル技術を活用したことによって、「コロナ前よりお客さまが増えたかもしれない」と、千林商店街振興組合　事務長の岡田さん。実際、ファミリー層のお客様が増え、それに合わせて商店街のキャラクター「ふうわ」たちを使った間違い探しなどのイベントを実施したところ、キャラクターの知名度が上がるとともに商店街の知名度も上がり、また家族連れなどのお客様が増えるという相乗効果が生まれました。岡田さんは「今後もマップやＬＩＮＥを活用し、必要としてくれるお客様にいち早く情報を届け、地域と商店街を盛り上げていきたい」と話されています。

千林商店街の情報はこちら(外部サイトを別ウインドウで開きます)

LINEでも告知し盛況だった歳末抽選会

クリスマス抽選会の様子

商店街キャラクター「ふうわ」を活用したイベント