自由に歩き、会話もできる「ＶＲ道具屋筋商店街」

令和５年３月３日　千日前道具屋筋商店街振興組合　大阪市中央区


　ミナミの中心にある千日前道具屋筋商店街では令和５年１月、バーチャル空間で商店街を楽しんでいただける「ＶＲ道具屋筋商店街」を制作しました。
　ＶＲ道具屋筋商店街は、ネット上に商店街のメインストリートと店舗を再現し、店舗の中まで自由に歩き回ることができ、店舗に入店するとそのお店の情報とイチオシ商品の紹介を見ることができ、さらには店主との会話も可能になっています。また、道具屋筋のメインモニュメントや、商店街のマスコットキャラクターの「まい道くん」、道具屋筋の歴史を知ることができる動画も設置されています。

　「現実世界をネット上に再現したコンテンツには、グーグルストリートビューのような写真をつなぎ合わせて作られたものは多くありますが、このＶＲ商店街は自由に歩き回れて３６０度見ることができ、店主とも会話できることが最大の特徴」と千日前道具屋筋商店街振興組合の城谷淳史さん。
　ＮＴＴコノキューが提供するプラットフォーム「ＤＯＯＲ」で同社の支援を受けながら、半年間をかけ制作されました。ＤＯＯＲでは専用アプリ等のダウンロードも不要で、パソコンかスマートフォンがあれば誰でも仮想世界に入ることができます。

　このＶＲ商店街は反響も大きく、全国商店街振興組合連合会の会合や京都府主催の商店街フォーラムでも取り上げられました。
　城谷さんは「今は商店街にも少しずつ来街者や観光客が戻ってきているので、商店街に来てくれたお客様が帰ってからもう一度バーチャル商店街を訪れてもらいたい。今後はバーチャル世界を道頓堀や通天閣にまで広げたり、バーチャル上の来店者を店主に知らせてリアルタイムで接客できたりするような機能が追加できれば」と今後の展望を語っておられました。

千日前道具屋筋商店街のＨＰはこちら(外部サイトを別ウインドウで開きます)

ＶＲ道具屋筋商店街のＨＰはこちら(外部サイトを別ウインドウで開きます)

ＶＲ道具屋商店街の様子

店舗内の様子

店舗情報やイチオシ商品が見られる

メインストリートでは歴史を紹介する動画も視聴できる

マスコットキャラクターの「まい道くん」