商店街の魅力　地域とともに動画で発信〈モデル創出事業〉

令和５年３月１日　北助松商店街振興組合　泉大津市・高石市


　南海本線北助松駅から東へ一本筋、約６００メートルにわたる北助松商店街では、商店街や地域の魅力をＰＲする動画を制作しました。コロナ禍で人を集めるイベントが開催しづらくなった中で、ＩＣＴを活用したＰＲ方法として実施されました。

　動画には商店街の各店舗の人々が出演しました。商品やサービスを振る舞う皆さんの笑顔とともに、商店街の活気あふれる様子が強く印象に残る仕上がりとなっています。出演した方々は「楽しかった」「自分が参加できるということはとても興味深い」などの感想を述べられたそうです。
　動画には他にも、泉大津市教育委員会の協力により、商店街の過去の写真と現在の様子を見比べられる映像も取り入れました。地元に長く住んでいる方からは「懐かしい」との声が寄せられた一方、若い人たちにとっては昔の風景が新鮮に映るなど、大きな反響を呼んでいるようです。さらに、同商店街の近くにある「助松神社」や地域のお祭りである「だんじり祭り」の風景も加えることで、商店街だけでなく地域全体を紹介するプロモーションムービーのようになっています。

 　北助松商店街振興組合の松尾美砂子理事長は、ドローンによる街の空撮映像なども収録した迫力ある動画の出来にとても満足されおり、現在、第２弾の制作を検討しているそうです。「商店街のお店の商品やサービスを疑似体験できるような内容にしたい」とのこと。前回出演できなかったお店にも出演してもらえることを期待しているそうです。
　また、商店街の店舗や地域の見どころなどを紹介したイラストマップは２万部を制作し、商店街で配布したほか、最寄りの北助松駅や泉大津市役所にも設置されました。地域の今と昔を振り返る企画など文化的な内容に重点を置いたことで、官公庁など多くの場所に設置してもらい、より多くの方々にみてもらうことができたと松尾理事長は話していました。

北助松商店街のＨＰはこちら(外部サイトを別ウインドウで開きます)



商店街をＰＲする動画の一場面

街なかのラックに設置されたイラストマップ