国事業を活用し先進的に取り組む、京都・古川町商店街(1)

更新日:2023年2月14日

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令和5年2月14日 古川町商店街 京都市東山区
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 令和3年度、京都府の「古川町商店街シミズメリヤス空店舗活用事業」(事業主体:株式会社白川まちづくり会社ほか)が「地域商業機能複合化推進事業(地域の持続的発展のための中小商業者等の機能活性化事業)」(以下「国事業」という。)に採択されました。同事業は、中小商業者等のグループが、商店街等において、来街者の消費動向等の調査分析や新たな需要の創出につながる魅力的な機能の導入等を行い、最適なテナントミックスの実現に向けた仕組みづくり等に取り組む実証事業を、地方公共団体が支援する場合に、国がその費用の一部を補助するものです。
 
その先進的な事例を学ぶため、白川まちづくり会社の副社長鈴木淳之氏の講演会が、令和4年11月8日、国事業を活用して整備された白川ライフアカデミア(※1)で開催されました。

 講演会では、国事業採択以前からの継続した取組みについて、
・平成28年に、同商店街・地域住民・地区20町で白川まちづくり協議会を発足させたことで、既存の地域団体などとの連携を円滑に行う下地ができたこと、
・平成31年(令和元年)には、同商店街で面白いことをやりたいという若者が中心となり、Cocoしらかわが設立され、学生など若者らによる取組みが活発になったこと、
・外部から、商店街で新しいことに取り組みたい、と声がかかった場合、ひとまず話を聞こう、という姿勢で対応していること、
などを説明いただき、商店街の活性化について民間の会社が関わることの意味合い、地域のコミュニティと商店街の関係など説明いただきました。

 
また、白川ライフアカデミアを整備したことで、地域の活動を行う場所が増え、地域活動が活発化したことなど、多くのことを語ってくださいました。

 
その後の質疑応答とディスカッションでは、地域住民や既存の地域団体等との連携の在り方に関し、鈴木副社長から、最初はうまくいかないこともあるが、前述の白川まちづくり協議会の発足により、毎月関係者が集まり交流していくなど、商店街と地域の間でのコミュニケーションの円滑化を図っていくことで、徐々につながりが強化され、様々な取組みの下地となった旨の説明がありました。
 
続いて、国事業に関心があり参加した大阪市と堺市から、それぞれ資料に基づいて各市の現在の取組みの説明があり、時間一杯まで活発な意見交換が続きました。

 講演会の終了後は、出席者全員で実際に商店街を視察する街歩きが行われました。
 地域の団体と商店街とのかかわりのあり方などについて、真剣な意見交換が実現した1日でした。

※1 白川ライフアカデミア
ー学ぶ、つながる、貢献するー  『「新しい学びを!受講して始める「自分磨き」と「人とつながる地域応援」』を掲げるコミュニティづくりのための学び場

◇同商店街の街歩きに関するレポートは、こちら(別ウインドウで開きます)

◇古川町商店街のHPはこちら(外部サイトを別ウインドウで開きます)

◇鈴木副社長の取組みをさらに知りたい方は、こちら(別ウインドウで開きます)
 
(令和4年度商店街等モデル普及セミナー 第1回 地域の持続的発展のための中小商業者等の機能活性化について)

講演される株式会社白川まちづくり会社の鈴木副社長
講演される株式会社白川まちづくり会社の鈴木副社長

講演会風景
講演会風景

古川町商店街と地域とのかかわりの図(鈴木副社長作成の講演資料より抜粋)
古川町商店街と地域とのかかわりの図(鈴木副社長作成の講演資料より抜粋)

 

   

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このページの作成所属
商工労働部 中小企業支援室商業振興課 商業振興グループ

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