大阪府は、精神障がいの有無や程度にかかわらず、だれもが安心して自分らしく暮らすことができるよう、市町村単位・圏域単位・都道府県単位の協議の場が
連携した「精神障がいにも対応した地域包括ケアシステム」による重層的な連携支援体制の構築を進めています。
大阪府では、「精神障がいにも対応した地域包括ケアシステム」の構築を推進するとともに、
平成12年度に開始した「社会的入院解消研究事業」から継続的に退院促進支援に係る事業を実施しています。
1 大阪府は退院支援に係る事業を継続実施しているところですが、平成29年度から令和元年度まで、
「長期入院精神障がい者退院促進事業」として、「地域精神医療体制整備広域コーディネーター」を6名、直接府に配置しました。
令和2年度から「長期入院精神障がい者退院支援強化事業」として、現在も継続して実施しています。
主な事業の内容
・精神科病院への働きかけ(職員対象研修・ピアサポート活動による長期入院精神障がい者への意欲喚起)
・各地域の協議の場に参画し、課題共有・好事例の横展開を実施
・精神科病院・市町村と連携した個別ケースの伴走支援の強化
2 本事業において、精神科病院職員の退院支援に関する理解促進や、退院の可能性のある患者の把握を行うとともに、
「地域精神医療体制整備広域コーディネーター」等が市町村や圏域の協議の場に出席し、情報の集約を行い、課題を共有し、好事例の横展開を行っています。
また、大阪府の協議の場において、各地域の課題を広域的に集約し、状況の把握に努めています。
その上で「地域精神医療体制整備広域コーディネーター」は、病院だけで退院支援を行うことが難しい複合的な課題のある
個別事例について、病院と市町村の橋渡しを実施し、個別の伴走支援を行っています。
大阪府「精神障がいにも対応した地域包括ケアシステム」に係る協議の場
(大阪府自立支援協議会地域支援推進部会精神障がい者地域移行推進ワーキンググループ)
については、下記「地域支援推進部会の開催状況」のページから、
「精神障がい者地域移行ワーキンググループ」に関するページをご参照ください。
「大阪府自立支援協議会地域支援推進部会の開催状況」のページへ
地域移行に関する個別ケースの相談、「にも包括」協議の場のこと
相談の中で「あれっ?」って思ったこと、ひとまずお気軽にご相談ください。
「大阪府地域精神医療体制整備広域コーディネーター」 宛 e-mailアドレス
kouikico_osaka@gbox.pref.osaka.lg.jp (@を半角に修正してご利用ください。)
その他の連絡先は下記「お問い合わせ」先を参照ください。
大阪府は、府内(政令指定都市を含む)の精神科病床を有する医療機関における入院患者の状況を明らかにし、障がい福祉施策の基礎資料とするため
毎年「大阪府精神科在院患者調査」を行っています。
詳細は下記のページをご参照ください。
退院後の支援情報や患者さんの希望を記入するシートを封入した冊子「今、入院されているあなたへ」を作成しました。
退院に向けて、地域で生活している方からのメッセージをお届けするなどの内容で、
自分の状況やこれからの希望を記入していただくシートをはさみこんでいます。
大阪府内の精神科病院にお届けし、随時ご利用していただいています。
連携企業:大塚製薬
このページの作成所属
福祉部 障がい福祉室生活基盤推進課 整備グループ
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