府立支援学校中学部生徒及び保護者を対象とした職場体験実習について（令和４年度）

   大阪府教育委員会では、府立支援学校に通う児童生徒の社会的自立を促進する為、児童生徒への早期からのキャリア教育・職業教育を実施するとともに、保護者への進路指導・進路理解を図っております。

　今年度は約３年ぶりに、府と事業協定を締結している株式会社D＆Iの協力のもと、令和５年１月３１日（火曜日）から２月９日（木曜日）の間、中学部の生徒及びその保護者を対象にした集合型の職場実習を実施致しました。

　○実習協力企業

　○実習の様子

　実習については、様々な業態の企業様に受け入れのご協力を頂きました。事務関係では書類の仕分けや封入作業、パソコンを使用した入力業務等の体験、飲食関係では社員の皆様が着用している制服を着用し、調理作業の体験、オンライン型の実習では、パソコンを使用し、実習生同士が協力しながら書類をチェックする体験等を行いました。

　保護者様には、受け入れ企業様の施設見学や現在の雇用状況、就労に必要な力等の講義を実施しました。また、実際に働かれている障がいのある社員様の様子を見ることや話を聞くこともでき、大変有意義な体験実習となりました。

　　○参加者の声（生徒）

　・初めて働く体験ができて、勉強になりました。

　・とてもわかりやすく教えてくれ、楽しかったし、いい経験になってよかったです。

　・ぎょうざとラーメンが作れて楽しかった。

　・将来働いた時のイメージができてよかった。

　・会社ではいろんな人がいて、いろんな仕事があるんだと思いました。

○参加者の声（保護者）

　・担当の方が丁寧に会社の説明をしてくださったり、実際に職場を見学し、直接お話を聞けたのが、良かったです。

　・実習を通して、お給料をいただくことの大変さをイメージできたかと思います。

　・企業の職場体験は初めてだったので、心配でしたが、本人は想像していた以上に楽しくできたようで良かったです。

　・企業の方が大変温かく迎えてくださり、また、資料も障がい者雇用を考えて準備いただき大変感謝しております。

　・初めて体験に参加し、実際に体験してみないとわからないことばかりなので、このような機会は大変うれしいです。

○株式会社D＆Iによるプレスリリースについて

　株式会社D＆Iによるプレスリリースについてはこちら(外部サイト)

○今後の取組みについて

　これからも、児童生徒が早い段階から卒業後の生活を意識し、目標や夢に向かって進んでいくことのできるよう、日々の取組みを進めてまいります。

　また、中学部という早期からの職場体験実習を通して、職場意識の醸成に寄与し、卒業後の社会的自立に向けた支援の充実を図ってまいります。

　本趣旨を御理解いただき、御協力いただきました15社の皆様ありがとうございました。