相談テーマ | 産学連携による化粧品容器の開発 |
---|
学生によるデザイン案
製品化の過程で作成された資料
ミラクルコーチクリーム容器 | オッペン化粧品株式会社 支援内容 デザイン総合相談では、相談企業とデザイン系の専門学校や大学との産学連携のマッチングも行っています。 オッペン化粧品株式会社では、ロングセラーの保湿クリームの容器の製造ができなくなるという問題が起きたのを機に、容器デザインを大幅にリニューアルすることにされました。しかし、新しい容器のデザイン開発をどのように進めたらよいか迷っているということで、相談にこられました。 新たなデザイン開発では、外部デザイナーへ依頼する場合や、Web等でコンペティションの開催、産学連携での学生コンペティションなど、いくつかの可能性と、そのメリットやデメリットを解説しました。社内で検討された結果、産学連携への不安もあったそうですが、未来を担う学生の新しい発想を求めることに決定されました。 そこで、産学連携での商品開発経験のある大阪市立デザイン教育研究所をご紹介しました。 オッペン化粧品株式会社×大阪市立デザイン教育研究所 大阪市立デザイン教育研究所では、授業の一環としてデザインコンペに取組んでいただき、70作品の応募がありました。採用された容器デザインは、「ミラクルコーチクリーム」の商品名から想像を広げ、「シンデレラのプリンセスドレス」というフレッシュな発想によるものでした。 このデザインは、通常の化粧品容器の概念を超えるものであり、製品化に向けては高度な技術が必要であったため、大阪のものづくり企業のネットワークが欠かせませんでした。射出成型加工の株式会社ダイプラが、学生の製品化プロジェクトチームと、複数のものづくり企業の取りまとめ役となって、容器の量産化まで進み、「ミラクルコーチクリーム」は、2022年2月1日に販売開始されました。 学生のみなさんは、3D設計や彫刻加工、プラスチック素材のカラー選定、パッケージデザインといった商品化までの多くの工程を実地で経験することができ、学内の授業だけでは経験できない貴重な学びの機会となったとのことです。 *2022年3月9日に開催された産学連携報告会の様子は、こちらの動画でご覧いただけます。 事業内容 化粧品・医薬部外品および健康食品の製造販売
| |||
このページの作成所属
商工労働部 中小企業支援室経営支援課 経営革新グループ
ここまで本文です。